
軟らかいインサートが特徴のスコッティキャメロン「スタジオスタイル」
新素材ほれぼれ! 転がりがとにかくいい
タイガー・ウッズをはじめとするパット巧者が愛してやまないスコッティキャメロン。その新作として登場したのが「スタジオスタイル」。このパターの特徴というのが「スタジオカーボンスチール(SCS)インサート」とチェーンリンク構造の「フェースミーリング」。この2つの効果により、ソフトな打感、そして転がりも良さを生み出し、今までスコッティキャメロンを使いたいと思っていたが、「少し弾き感が強すぎる……」という人にも手に取りやすいパターとなっている。
ではプロたちはどう感じたのか? まずは全12モデルの中でニューポートよりも少し幅広の「カタリナ」を練習グリーンで試していた青木瀬令奈プロに話を聞いてみた。

左手に持つのが「セレクト・ニューポート」。右手に持つのが新作パターの「カタリナ」
「もともとスコッティキャメロンのセレクト・ニューポートを使っているのですが、それ比べるとかなり打感が軟らかい感じです。でも軟らかくて転がらないというわけではなく、ググっと伸びていく感じがあります。今週のグリーンは開幕戦と比べてもグリーンスピードがかなり早く、アンジュレーションも大きいので打感が軟らかめで最後に伸びてくれるこの『カタリナ』で試合に臨もうと思っています」
とかなり好印象を持ち、試合のグリーンコンディションによってセレクト・ニューポートとカタリナを使い分けていきたいと持っているとのこと。
共通して感じた良さは“打感”と“転がり”
次に話を聞いたのは青木と同じく「カタリナ」で試合に臨むという成田美寿々プロ。「打感が軟らかく、優しく“トロリ”と転がるイメージなので今週の早いグリーンにすごくマッチしています。コースで試してもロングパットのタッチもあっていたので試合で使いたいなと思っています」とかなりの好印象を持つ。最後に話を聞いたのは2人とは違うモデル「スクエアバック2」を試していた葭葉ルミプロ。

練習グリーンで黙々と新作パターを試す葭葉。「特にのぼりの時の最後のひと伸びが好印象ですね」(葭葉)
「私はピン型のパターが好きなんですが、このパターはマレットのような形なのに間がくり抜かれている形なので、ミスにも強くピン型のイメージで振っていけるのがいいです。打感も柔らかめで最後のひと伸びがあるので、自信を持ってストロークしていけます」
92年世代、3人がかなりの好印象を持ち、即投入を決めた「スタジオスタイル」。今週、3人のうち誰かが上位、もしくは優勝という結果になれば、より一層スタジオスタイル人気が爆発しそうだ。
撮影/岡沢裕行