
昨年の長野のスタンプラリー
開催期間は4月14日からの6カ月間だ。振興券の金額は3コースで500円(先着3400名)、5コース(同1600名)と7コース(同520名)で各1000円。さらに10コース達成すると、1等1万円・2等7000円・3等5000円のいずれかが必ず当たるくじを引ける。
「多くの皆さんは行くゴルフ場が決まっていますが、県内には特色あるコースがいくつもあります。こういうことをやれば、行ったことのないゴルフ場にも行かれる方が増えるのではと思い始めました」
そう話すのは、主催する一般社団法人 長野県ゴルフ振興基金事務局の重田満徳氏。以前は紙のカードで実施していたが、当日に忘れたり、1人で複数枚のカードを作る不正の心配もあった。
「スマホなら1人1台なので、そういった不正も防げる。また、LINEは利用者が多く、登録も簡単にできるので23年からデジタルに移行しました」(重田氏)
昨年の登録者数は5351人。参加者の仲間内で口コミが広がり、23年の1170人から大幅増だ。対象ゴルフ場も23年の30から32→33と年々増えつつある。
「県内のゴルファーだけだと人数的に上限が決まってしまう」(重田氏)ため、県外からの来場者呼び込みも大きな目的だ。昨年の県外登録者は約150人で、多い順に東京、神奈川、中京圏だった。
先日のジャパンゴルフフェアに出展し、さらなる認知度アップに励んでいる。
長野県は『田舎暮らしの本』(宝島社)が発表する「移住したい都道府県」ランキングで19年連続1位。関東圏・中京圏からのアクセスも良好だが、ゴルファーなら移住も考えたくなる。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年4月1日号「バック9」より