1984年のトップジュニアの「練習量」や「小遣い」は?
次は、この年「第4回緑の甲子園」(団体戦)で優勝した日大高校(神奈川県)と2位の平安高校(現・龍谷大平安/京都府)のレギュラーメンバーの「練習量」、「ラウンド」、「成績」、「小遣い」、「親の職業」を見ていきます。強豪ゴルフ部員の様子がうかがえます。
【日大高校/第4回緑の甲子園優勝】
●S・I君(1年)【練習・ラウンド】ゴルフ部で毎日200球の打ち込み。日曜毎に練習場(叔母の経営)で200球打つ。ラウンドは月1回ぐらい【学業成績】ふつう【小遣い】5000円。ゴルフ代は別にもらう【親の職業】国鉄職員
●T・I君(3年)【練習・ラウンド】15時30分~18時30分まで主に体力作りの部活動。月に2~3回、メンバーコースでラウンド。ハンディ10【学業成績】中の上【小遣い】9000円。他にゴルフ代として15000円【親の職業】会社社長
●K・O君(3年)【練習・ラウンド】15時30分~18時30分まで主に体力作りの部活動。ラウンドは月1~2回、主に鹿野山CC【学業成績】良い【小遣い】ゴルフ代は欲しいだけもらえる【親の職業】会社員(次長)
●T・K君(3年)【練習・ラウンド】練習場で毎日400球ぐらい打つ。ラウンドは月2回ほど。自宅が練習場なので練習する時間はたっぷりある【学業成績】ふつう【小遣い】7000円。ゴルフ代は親が出す【親の職業】ゴルフ練習場経営
●K・M君(3年)【練習・ラウンド】部活動として15時30分~18時30分までトレーニング。ラウンドは月2回ぐらい。行くときは4~5回【学業成績】クラスで3番【小遣い】特になし。ゴルフ代は親が出す【親の職業】印刷会社役員
【平安高校/第4回緑の甲子園準優勝】※第5回大会優勝メンバー3人含む
●T・K君(3年)【練習・ラウンド】毎日700~1000球ぐらい打つ。ラウンドは月3回~4回【学業成績】ふつう【小遣い】2万円。ゴルフ代は別に親が出す【親の職業】会社社長
●K・K君(3年)【練習・ラウンド】部活動で毎日300球ほど打つ。ラウンドは月3~4回。主に茨木高原CC【学業成績】悪し【小遣い】3万円。ほか7~8万円ゴルフ代に使う【親の職業】会社社長
●H・K君(2年)【練習・ラウンド】15時~20時まで毎日500~700球を打つ。ラウンドは月5回前後。親戚が隣で練習場を経営している【学業成績】悪し【小遣い】ゴルフに使うだけもらえる【親の職業】喫茶店等経営
●M・Y君(2年)【練習・ラウンド】部活動として毎日トレーニングや球打ちを行い、個人でも練習場で。ラウンドは月1~2回【学業成績】ふつう【小遣い】2万円。ゴルフ代に消える【親の職業】歯科医
●T・W君(2年)【練習・ラウンド】部活動として3時間ほど筋肉トレーニングを行う。個人的に練習で500~600球打つ。ラウンドは月2~3回【学業成績】ふつう【小遣い】欲しいときにもらう。ゴルフ代は親がかり【親の職業】会社役員
全国高等学校ゴルフ選手権、通称「緑の甲子園」は昭和55年に始まり2025年、「45回目」の開催となります。部活動としてのゴルフ。団体戦の黎明期に名を馳せた強豪校は、PL学園、日大高校、平安高校、日体大荏原高校。女子は堀越高校、津村女子高校、埼玉栄高校などです。
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