2024年大会勝者・臼井麗香

「Vポイント×SMBCレディス」練習部にて撮影(撮影/岡沢裕行)
前回大会では13アンダーで悲願のツアー初制覇を達成した臼井。昨年優勝から約1年が経ち、昨年との違いを「去年よりもフェアウェイキープ率が良くなりました。去年はフェアウェイキープ率が低すぎて笑っちゃうような数字でしたが、ティーショットなど今年は成長した部分も多いので、ワクワクしています」と臼井は話す。
調子については、「今大会に向けて、アイアンショットをメインに練習しました。プロアマ戦が中止になった今日も外の練習場に行き、最終調整を行いました。バックスウィングでの上げ方と切り返しが変わり、以前よりスムーズになったかなと思います。先週は良い所を見せられなかったので、連覇をできるように自分のベストを尽くして頑張りたいです」とコメント。
初日は10時10分にアウト1番から、ツアー2勝で宮崎出身の山内日菜子と、同じく宮崎出身の脇元華とのラウンドだ。
宮崎出身期待のルーキー・菅楓華

「Vポイント×SMBCレディス」初日の様子(撮影/岡沢裕行)
先週行われた「Vポイント×SMBCレディス」では2アンダー、単独2位、そして沖縄で行われた「ダイキンオーキッドレディス」では岩井千怜に敗れたものの申ジエ、木村彩子に並ぶ6アンダーの2位タイでフィニッシュと、プロ2年目にして大きく飛躍している菅楓華。
「インコースのティーショットが難しいイメージがあるので、しっかりアウトで伸ばして、インで耐えるゴルフをしたい。火、水曜日とハーフで練ランしましたが、風が思ったよりも強く、グリーンも仕上がっていました。中高の部活で回っている時とはかなり違う雰囲気です。先週の最終日のショートパットとかもったいないボギーを無くしていけば優勝に近づけると思ったので、最後まで隙の無いゴルフをしたいなと思います。地元の大会なので、すごく楽しみにしています。たくさんの方に観に来てもらえるので、結果ばかりに捉われず、精一杯頑張っている姿をみてほしいなと思います。開幕2試合がすごく勉強になったので、今週に活かしたいと思います」
会場のUMKカントリークラブは実家から20分かからず、中学、高校時代に良く回っていたコースで、馴染みが深い。地元の声援を背に初優勝を目指す。ちなみに、開幕2試合の反響でインスタグラムのフォロワーが増え、現時点で1.9万人のフォロワーを獲得している。
初日は10時30分にアウト1番から、ツアー11勝の小祝さくら、同じくツアー2勝の河本結とのラウンド。大勢のギャラリーが期待される。
プロ2戦目、宮崎出身の青木香奈子

Vポイント×SMBCレディス2日目の様子(撮影/姉崎正)
プロ初戦となった「Vポイント×SMBCレディス」を櫻井心那、柏原明日架らと並ぶ13位タイで終えた青木香奈子。先週活躍した反響は予想以上に大きく「初めてということもあって、すごく温かいコメント、記事とかインスタで応援して頂けたのを感じたので、それをプレッシャーに感じず、プラスに考えて臨みたいです。先週はトップ10に入れなかったことがすごく悔しかったので、先週のミスの教訓を生かして1打1打を大切に戦っていきたいと思っています」と青木。
青木も菅と同じく宮崎出身のルーキーだが、「コースに関してはジュニア時代に試合がここで開催されていたので、宮崎出身のプロは慣れているコースだと思います。コースとの相性は悪くないと思っていて、オフにラウンドした際にも良い感じのスコアで回れたので、良いイメージのまま今週も回れたらなと思います」。
青木は明日8時アウトコースのスタートで、プロ同期の都玲華、吉田鈴と同組でスタートすることが決定。組み合わせについて青木は「アマチュア時代にも活躍していた2人ですし、私としては回れるのが光栄な2人です。年下ですけどすごい選手なので嬉しい気持ちもありますが、ルーキーだから絶対負けたくない気持ちもあります。みんなで楽しく高めあいながらラウンドしたいと思っています」と互いに認め合いながら初日に臨む。