設計自由度が向上し、重量帯による振り心地を均一化した「スピーダーNX ハイブリッド」
1つの重量帯に対して3フレックスを用意。幅広いニーズに応えられるシャフトとして新登場
『スピーダーNX ハイブリッド』はどのようなニーズから生まれたシャフトなのか?
「従来のハイブリッド用の『MCH』は、50g~70gまでは先中調子、80g~100gは中元調子で、重量を重くしたい場合、キックポイントが変わってしまっていました。『スピーダーNX ハイブリッド』はキックポイントをすべて中調子で作り、さらにR・SR・Sと幅広いフレックスが選べるようになりました」とフジクラの担当・近藤誠親さんは話す。

ドライビングレンジで河本結も「NX ハイブリッド」をテスト
NXシリーズで採用している「VTC(バリアブルトルクコア)」が、シャフトの先・中・元の3点を操作し、適正な打ち出し角を実現している。
ここからは、富士フイルム・スタジオアリスで使用する4人の女子プロに話を聞いた。
新垣比菜/65S

新垣比菜は65Sを使用
「クラブを振った際のタイミングがすごく合っていて、球質も自分が打ちたい高さ、距離でボールを運べるようになりました。ラクにボールが上がってグリーンに止まる球が打てるのですごく助かっています。UTが一番良かったです(笑)。またアイアンのMCI70Sからの重量的にも65Sは丁度よい重さなので気に入っています」と弾道の高さ、そして重量にも満足している様子だ。
木村彩子/65S

木村彩子は65Sを使用
「このシャフトに変える前は『MCH』を使用していて、距離感はとても良かったのですが、ヘッドスピードが上がり、つかまり過ぎたり飛距離が出過ぎてしまうことが悩みでした。今回の新シャフトでやや重量を重くしたので球が上がるか心配だったのですが、距離感、スピン、弾道がとても安定したショットを打つことが出来ています」。5Uで170Yキャリーが理想とのことだが、以前は175Y以上飛ぶこともあったという。
中村心/75S

中村心は75Sを使用
「以前のシャフトより10g程度重くしてややハードさはありますけど、なんか『振れるかな?』って思ってチャレンジしてみました(笑) アイアンは80g台のスチールシャフトを使っているので、70g台のシャフトがUTに入ることで同じような振り感、タイミングで打つことが出来るようになりました」とオフにトレーニングしてパワーアップした中村ならではの使用感に。
青木香奈子/75S

青木香奈子は75Sを使用
「前付けていたシャフトが重たく感じて、やや軽くした70g台の新しいシャフトに。すごく直進性がありますし、以前のシャフトより飛距離が少し伸びました。振り抜きが良くなり、高さもしっかり出てくれるのでとてもいい感じです」(青木)
振り感で『MCH』の重いシャフトが使えなかったアマチュアに、嬉しいシャフトになりそうだ。