週刊ゴルフダイジェストで好評連載中の「オーイ!とんぼ」。主人公の大井とんぼと、イガイガこと五十嵐一賀が、世界中のゴルファーの夢舞台「マスターズ」に潜入。大会の様子をレポート!

PHOTO/Blue Sky Photos、作画/古沢優
今年のマスターズの1組目は7時40分。1番ティーイングエリアには朝早くからパトロンが詰めかけ、選手たちのティーオフを待っている。マスターズはワンウェイのため、全選手が必ず1番からスタートするのだが、練習グリーンから歩みを進め、1番ティーに足を踏み入れると、パトロンたちが拍手で選手を迎え入れる。
そしてティーオフの時間になると、グリーンジャケットを着たスターターが選手の名前を呼び、選手にティーショットを促す。アマチュアのラウンドでも朝イチのショットは緊張する。プロは人に見られるのに慣れているとはいえ、やはりマスターズのティーオフの瞬間はほかの試合とは違った緊張感が漂っていた。
「プロゴルファーなら誰でも、一度はマスターズの舞台に立ってみたいと思うもの。とくに初日の1番ティーは独特の緊張感があって、ただ観戦しているだけなのに、見ているこちらまでドキドキしてくる。あのジャック・ニクラスでさえ、マスターズ初日のティーショットでは毎回足が震えると語っているが、それだけこの舞台は特別ということなんだろう」(五十嵐)
PHOTO/Yoshihiro Iwamoto
イラスト/古沢優
※漫画家・古沢優がゴルフダイジェスト特派記者として今年、マスターズ会場で取材中