男子ゴルフの今季国内ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップ最終日は13日、三重県・東建多度カントリークラブ・名古屋で行われる予定だったが、降雨によるコンディション不良のため中止となった。3日目終了時点で通算17アンダーの単独首位に立っていた26歳の生源寺龍憲がツアー初優勝を果たした。通算14アンダーの米沢蓮が2位。初日に首位発進した石川遼、弟の航はともに通算7アンダー20位だった。
画像: 開幕戦で生源寺龍憲がツアー初優勝を飾った(撮影/姉崎正)

開幕戦で生源寺龍憲がツアー初優勝を飾った(撮影/姉崎正)

画像: 慎重162センチと小柄ながら、昨年のドライビングディスタンスは298.84Yの30位(撮影/姉崎正)

慎重162センチと小柄ながら、昨年のドライビングディスタンスは298.84Yの30位(撮影/姉崎正)

生源寺はコースで最終日へ向けて準備をしていたときに自分が優勝したことを知った。

「朝9時半くらいに到着して、それから朝食を食べました。アナウンスがあってキャディさんとトレーナーさんと一緒に喜んでという感じです。今日プレーしていないので実感はないですけど、皆さんにお祝いしていただきすごくうれしいですし、やっと勝てたかなという感じです」

今週は初日に5アンダー4位で滑り出し、2日目に1イーグル、6バーディ、1ボギーの7アンダー64を出して首位浮上。3日目も5バーディ、ボギーなしの66で回って通算17アンダーまでスコアを伸ばした。昨年の今大会は2打差2位で悔しい思いをしたが、見事に雪辱を果たした。

「大きなピンチがない3日間でした。このコースでまたいいスコアでラウンドすることができてうれしいです」

画像: 3日目に17アンダーまでスコアを伸ばした生源寺(撮影/姉崎正)

3日目に17アンダーまでスコアを伸ばした生源寺(撮影/姉崎正)

山口県出身で高校は岡山県の作陽高に進んだ。渋野日向子とは同級生だった。同志社大学を経て2020年にプロ転向。アジアンツアーでの武者修行を経験し、足掛け6年目の初優勝となった。

「全体的にみると順調なのかなというのはありますが、うまい選手に追いつきたい気持ちもあるので、そこは自分の中で焦りをもって取り組んでいきたい」

生源寺という珍しい姓については「滋賀の生源寺というお寺からきていると聞いています」と回答した。

2025年シーズンは開幕戦優勝という最高のスタートを切り、今後の夢も大きく広がる。

「PGAツアーにも挑戦したいと思いますし、日本で開催されるPGAツアーもあるので出場を目指して頑張りたい」

男子ツアーにまた新しいスター候補が飛び出した。

肉体美を披露したドライバーショットの連続写真

生源寺龍憲が飛距離+30Y挑戦

初日は石川遼&航が首位スタート

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