
あない・らら/1987年11月生まれ。愛知県出身。学生時代にアメリカの高校へ進学、帰国後研修生として腕を磨き、2008年プロテスト合格(JLPGA80期生)。2016年にゴルフ5レディスで初優勝。通算6勝

「パー5はスコアを伸ばしたい。距離を確実に稼げて、曲がらないFWが絶対に必要です」と穴井。優勝したヤマハレディースでも3本のFWが大貢献した
3本のFWは、3Wと5Wはキャロウェイのパラダイム、7Wはキャロウェイのパラダイム Aiスモーク MAX。FWもドライバーと同じように飛距離と方向性を重視して選んでいるとのこと。特に3Wと5Wの2本はパー5の2打目で使うことが多く、「これまでパー5の2打目で曲げてしまってチャンスを逃すケースがありましたが、それが確実に減りました」と、スコアを支える重要なクラブだという。

今シーズン、ドライバーは撮影したエリートとテーラーメイドのQi35の2本を使い分け。5Uのローグは「高い球でグリーンを狙えます」(本人)
3月の撮影時(KURE LADY GO CUP)、ドライバーはキャロウェイ・エリートの9度を入れていた。
「開幕戦はQi35とエリートのドライバー両方を使って、今はこの2本を使い分けています。飛距離と方向性の両立がドライバー選びのポイントです」と本人。優勝したヤマハレディースではQi35を使用した。

5Uはキャロウェイのローグを長く使う。「球が上がりやすくて狙いやすいですし、何よりも顔がいいです」(本人)

打感や顔よりも、距離感が合うかどうかがアイアン選びのポイントという。JPX921 ツアーは操作性の良さとちょうどいいヘッドサイズがお気に入り
アイアンはミズノJPX921ツアー。「アイアンはミスをした時にミスと認識させてくれるものがいい。そして、自分がイメージした距離感がそのまま出てくれるのがアイアン選びの基準です」。

58度は元々使っていたマックダディのヘッド形状をモチーフに、特注して削ってもらったプロト。シャフトは2本ともダイナミックゴールドのS200
ウェッジは52度と58度の2本。52度はキャロウェイのマックダディ2を長く使用している。理由として「距離を簡単に落とせるから、距離感を合わせやすいんです。長く使っていますがスピン量(の変化)も気になっていません」。58度はグラインドスタジオのプロトモデルを使用する。「これは私好みに作っていただいているので文句の付けようもありません」と太鼓判を押す。この58度について、グラインドスタジオの都丸氏は、「穴井選手の要望に合わせて、リーディングエッジを丸く、トウ側を丸く削っています」とのこと。

約3年前からこのパター。「構えやすさとボールをコンタクトした時の弾き感が理想的です」
パターはキャロウェイのホワイトホットOG2ボールブレード。2つのボールデザインと中央に入っているアライメントラインで方向を合わせやすいそうだ。
ボールはタイトリスト プロV1。今シーズン序盤ながら、すでに4イーグル(ツアー1位)。ロングショットからグリーン上まで支えている
37歳の今も、ロングショットの威力はピカイチ。これからもパー5でバーディを狙っていく。
穴井詩の最新クラブセッティング
1W/キャロウェイ エリート(9度)・フジクラ 24ベンタスブルー(5S)
3W・5W/キャロウェイ パラダイム(15度・18度)・三菱ケミカル テンセイ プロ ホワイト 1K(70S)
7W/キャロウェイ パラダイム Aiスモーク MAX FW(21度)・三菱ケミカル テンセイ プロ ホワイト 1K(70S)
5U/キャロウェイ ローグ UT(24度)・グラファイトデザイン ツアーAD HY(8S)
5I~PW/ミズノ JPX921ツアー・KBS ツアー FLT(S)
AW/キャロウェイ マックダディ2(52度)・ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S200)
SW/グラインドスタジオ プロト(58度)・ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S200)
PT/オデッセイ ホワイトホットOG 2ボールブレード
BALL/タイトリスト プロV1
※スペックは編集部調べ