4月4日、5日、7日の3日間だけプレーが許されるセントアンドリュース・オールドコースの逆回りラウンドが今年も開催された。
画像: ゴルフの聖地、セントアンドリュースオールドコース

ゴルフの聖地、セントアンドリュースオールドコース

「私は死ぬまでに一度は反対(時計)回りでプレーしたいと常に思っている。きっと大満足を与えてくれるはずだ。なぜなら、普通にプレーをしていて、なぜそこにバンカーがあるのか分からないホールがたくさんあるが、逆に回れば納得できるはずだからだ」とセントアンドリュースリンクスのホームページでタイガー・ウッズは語っているとおり、多くのプロがこの"逆"オールドコースには興味があるようだ。

反対回りというのは、通常の1番ティーから、17番グリーンに打って、17番グリーン(横)から16番グリーンに打っていくというもの。ティーイングエリアとグリーンがほぼ一体となっているオールドコースでは、普段とは逆の時計回りにラウンドすることも可能なのだ。

1764年にオールドコースは22ホールから現在の18ホールに縮小されるまでは、反対回りが一般的だった。1870年に1番のグリーンと17番グリーンが分かれたことで、現在の反時計回りのラウンドが普通となった。

実は、そんなオールドコースの逆回りが、この4月2日から30日まで弾道計測器でお馴染みのトップトレーサーが設置されている練習場で体験でき、試合にも参加できるのだ。

「ゴルフを象徴する最も有名なコースで、世界中のゴルファーに最もユニークな体験の一つへのアクセスを独占的に提供することは、信じられないほどの栄誉だ」とゴルフビジネス誌で語るのはトップトレーサーのジェネラルマネジャー、スコット・ブレビンス氏だ。

大会期間中のグロスのスコアでの優勝者は、来年のオールドコース逆回りイベントでプレーできるという。年間わずかに約500名が抽選で選ばれるという反対回りのティータイム。

興味深いことは間違いがないが、まずは全英オープンのように、普通にオールドコースをラウンドしていないと、逆回りをしても十分には堪能できないかも。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年5月6日号「バック9」より

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