2週間後の全米プロゴルフ選手権にキャリアグランドスラムがかかるジョーダン・スピースがPGAツアーのウェブインタビューで意気込みを語った。前週テキサス州ダラス近郊で開催された地元大会ザ・CJカップ バイロン・ネルソンでは、やはりダラス出身・在住のスコッティ・シェフラーが今季初優勝を飾りスピースは単独4位。好成績にも「シャフラーに負けて悔しい。もっと努力してもっと上手くなる」と宣言した。しかしメジャーに対するスタンスはゆるやかなようだ。

今週PGAツアーはシグネチャーイベント、トゥルーイスト選手権を開催する。昨年までウェルズファーゴの名称で親しまれノースカロライナのクエイルフォロー(今年の全米プロのコース)がホストコースだったが、今年は名称も新たにペンシルバニア州のフィラデルフィア・クリケットGに舞台を移した。

画像: PGAツアー「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」では4位フィニッシュと好調のジョーダン・スピース。キャリアグランドスラムがかかる全米プロゴルフ選手権へ向け、意気込みを語った(写真/Getty Images)

PGAツアー「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」では4位フィニッシュと好調のジョーダン・スピース。キャリアグランドスラムがかかる全米プロゴルフ選手権へ向け、意気込みを語った(写真/Getty Images)

実はスピース、このコースとは縁が深い。彼のファミリーファウンデーション(基金)がフィラデルフィア・クリケットGCに25万ドル(約3600万円)を寄付しジュニアのためのパッティンググリーンを造設、ジュニアイベントも開催している。

その理由は「両親がフィラデルフィア出身で今でも多くの親戚がいるから。この地域のゴルフを盛り上げたい」。

コースに関しては「素晴らしい仕上がり」と語り「距離がそれほどあるわけではないからただ飛ばせばいいだけじゃなくティーショットのクラブ選択が重要になる。バミューダ芝、バミューダグリーンは自分が育ったコースもそうなのでいいイメージがある」と全米プロ前哨戦での3年ぶりのツアー14勝目に意欲を見せた。

今大会での優勝ももちろん見たいが我々が期待するのは全米プロでの8年ぶりメジャー戴冠とキャリアグランドスラムだ。

「最近はバックスウィングを少し改善して徐々に良くなっている。手応えはある」。『62』の猛チャージを見せたザ・CJカップの最終日のプレーができればメジャーでもチャンスがありそうだ。

「マキロイの優勝(&グランドスラム達成)に刺激を受けた。彼らしいゴルフで勝ち切ったのは素晴らしかったし最後のメジャー(勝利)から間が空いているのも自分との共通点のような気がした。ようやく肩の荷を下ろせたと思う」

マキロイの場合周囲の期待があまりにも大きく自分で自分にプレッシャーをかけ過ぎていたが、17年の全英オープン以来8年ぶりの勝利を目指すスピースのスタンスはある意味達観している。

「マキロイは36歳で僕は31歳。彼の優勝を見て勝つときには勝てると思った。あと10年くらい猶予がある」と自分を追い詰めない姿勢を見せる。

「世界で数人(6人)しかいない領域に達するのは10年以内だったらいいかな」

PGAツアー公式YouTubeでザ・CJカップでのシェフラーの「253ストローク」をプレーバック

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