カット目に打った5番アイアンがカップイン

今季JGTO第1号のホールインワンを達成した篠優希(提供/JGTO)
プロ10年目の篠優希がJGTO今季初となるホールインワンを達成した。ホールインワンは8番ホール(実測値210Y)で達成。ほぼ無風の中、5番アイアンでカット目に振ったショットがピン手前に着弾し、スライスラインを転がりカップへと消えた。
篠は1ホールインワン、3バーディ、2ボギーの67(3アンダー)で2日目を終え、連日の67で10位タイに位置している。トップは1イーグル、8バーディ、1ボギーの62で回った木下稜介。2日間トータル12アンダー。そして、今日64で回ったH・W・リューが11アンダーで追っている。
「関西オープンゴルフ選手権」ではホールインワン達成時に主催の関西ゴルフ連盟と日野ゴルフ倶楽部から賞金10万円が贈られる。使い道は「応援に駆け付けた母親と一緒に食事を楽しむために使う」と5日遅れの母の日のプレゼントになったようだ。
そんな篠は、2週間前の「中日クラウンズ」練習ラウンドの17番ホールでもホールインワンを達成している。今季ツアーでは出利葉太一郎が開幕戦「東建ホームメイトカップ」の3日目、また小西たかのりが「中日クラウンズ」の3日目にアルバトロスを達成しているが、ホールインワンは今回の篠が初。

関西オープンゴルフ選手権2024、3日目の横田真一(撮影/岡沢裕行)
ちなみに、昨年のJGTOホールインワン1号は2024年4月25日、「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!太平洋クラブ 御殿場コース」初日、13番ホール203Yで米澤蓮がホールインワンを達成している。また、名神八日市カントリー倶楽部で行われた「関西オープンゴルフ選手権2024」では、横田真一と宇喜多飛翔が2日目にホールインワンを達成している。
明日から2日間、更にギアを上げ激しい上位争いが予想される。YouTubeをはじめとしたインターネット中継やテレビ放送も行っているため、残りの2日間に注目しよう。
篠優希
1997年生まれ28歳、178㎝。日本ウェルネススポーツ大学出身、2015年12月7日にツアープレーヤー転向。24年「中日クラウンズ」にて最終ホールのバーディが効いて自己最高の3位に入賞。これを足掛かりに初シードをつかみ取った。