「アプローチがうまくなれば、もっとスコアがまとまるはず」とせっせとウェッジの練習をしている皆さん! 上級者やプロの話を聞いてみると、うまく寄せるには、自分に合ったウェッジを見つけることが大切なようです。そこで、「月刊ゴルフダイジェスト」7月号では、最新&人気のウェッジ39本を大研究! 「みんなのゴルフダイジェスト」では、その一端をご紹介しよう。ぜひクラブ選びの参考にしてください。
画像: 各ブランドの人気ウェッジを徹底調査! ソール&バウンスで“ぴったりウェッジ”が見えてくる⁉

試打・解説
内海大祐プロ

ギアの試打経験が豊富で、一本一本のウェッジについて的確なインプレッションを語る。

操作系? お助け系? それともバランス系?

画像: 幅狭&ローバウンスだと、開きやすくて抜けがいいが、ミスにシビア。幅広&ハイバウンスだと、刺さりづらいが開くとソールが弾かれやすい

幅狭&ローバウンスだと、開きやすくて抜けがいいが、ミスにシビア。幅広&ハイバウンスだと、刺さりづらいが開くとソールが弾かれやすい

ソールの形状や効き方をベースに、39モデルのウェッジを3タイプに分類した内海大祐プロとクラブフィッターの小倉勇人氏はこう話す。

内海プロ: 操作しやすくて、やりたいことがやりやすいウェッジが“マニュアルタイプ”です。ソールの補正機能があっても、操作性を阻害しない程度にあるくらい。

小倉氏: ヘッドが手前から入ったり打点がブレたりしても、クラブの補正機能によって一定の結果が得られるのが“オートマチックタイプ”です。そして、マニュアルとオートマチックの中間的なモデルが、“セミオートマタイプ”。バランス型と言えるでしょう。

内海プロ: 以前、試合に出ていたときは、ローバウンスのウェッジを使っていました。その後、練習量が減った時期には、バウンスに助けてもらうことを覚えて、バウンス多めに。でも、また最近、ローバウンスにチャレンジしたら、多彩な球が打ち分けられてとても楽しい。ただその反面、抜けてしまうこともあったりして、再現性はやや落ちることも(笑)。こんなふうにソール形状やバウンスによって、ウェッジの性格は大きく変わる。ソールをうまく使うことってとても大事なんです。

【A】マニュアルタイプ
 バリエーションに富んだアプローチを打ち分け

画像: 代表例/テーラーメイドMG4クロム「フェースが開きやすいソール形状」

代表例/テーラーメイドMG4クロム「フェースが開きやすいソール形状」

「ソールが程よく落とされていて抜けやすいですが、バウンスが少し効くぶんミスにシビアすぎません。フェースを開いて高い球を打ったり、バウンスを生かしてスピンをかけたり、状況に応じてテクニックが使えます」

【B】セミオートマタイプ
 ソール&バウンスがちょうどよく仕事する

画像: 代表例/ピンゴルフ s159 Wグラインド「広めソールが滑ってくれる」

代表例/ピンゴルフ s159 Wグラインド「広めソールが滑ってくれる」

「ソールが広めでバウンスが適度に効くので、ヘッドの入射角がゆるやかでもロフトが寝ず、球が上がりすぎません。と同時に、ヘッドの入り方がアバウトでもソールが滑ってボールに届き、ロフトなりの自然な高さ&スピンの球が打てます」

【C】オートマチックタイプ
 クラブに任せて打てばアプローチが安定する

画像: 代表例/クリーブランド CVX2 ZIPCORE「ザックリを回避できる働き者ソール」

代表例/クリーブランド CVX2 ZIPCORE「ザックリを回避できる働き者ソール」

「幅広&ハイバウンスかつ形状も工夫されていて、かなり手前にヘッドが落ちても前に進んでボールにコンタクトできる“お助けソール”です。すくい打ちでもザックリしません。ランも計算した安定キャリーの弾道をイメージしましょう」

取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶
イラスト/庄司猛
協力/浅見ゴルフ倶楽部、ユニオンゴルフクラブ
取材トーナメント/中日クラウンズ

※月刊ゴルフダイジェスト7月号「アプローチに自信が持てるウェッジ大百科」より

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みんなのゴルフダイジェストでは、バウンスやソール形状には3種類あることを紹介した。「月刊ゴルフダイジェスト」では、内海プロによる39本の試打結果や、アプローチ専門コーチである永井直樹氏に聞いたウェッジに対しての考え方や、簡単にバンカーやチップショットを行えるエキストラ・ウェッジなど、16ページに及んで紹介。

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