広大な店舗のなかで際立つ「和と匠」の世界

本間ゴルフのブースが入るPGAスーパーストアつくば学園東大通り店の外観
今回、本間ゴルフがリニューアルしたブース(ショップインショップ)があるのが、PGAスーパーストアつくば学園東大通り店(茨城県土浦市)。

本間ゴルフのブースが入るPGAスーパーストアつくば学園東大通り店の内観
PGAスーパーストアはゼビオグループが展開しており、アメリカのゴルフショップを思わせる広大な店内には、膨大な最新クラブをはじめ、メーカーごとの試打ブースも多数ある。アパレルからグッズまでゴルフにまつわるすべてを網羅した大型ショップだ。

画像A/5月21日にリニューアルした本間ゴルフの最新ブース
そして、画像Aが本間ゴルフがリニューアルした最新ブース。左手はトラックマンを完備した試打コーナー、右手はカスタムサービスの紹介と最新モデルが並ぶ。

本間ゴルフ代表取締役社長・最高経営責任者 小川典利大氏
5月21日のリニューアルオープン当日に来場していた、本間ゴルフの代表取締役社長・小川典利大(のりお)氏に話を聞くと「本間ゴルフは全国に30の直営店を持ち、多くのお客様にご愛顧いただいておりますが、より多くのゴルファーに本間ゴルフならではのサービスをお届けしたい。そのために、これからは直営店のさらなる強化と同時に量販店にも力を注いでいきます。今回、ゼビオグループと手を組み、こうしてPGAスーパーストア内のブースをリニューアルしましたが、これはその取り組みの一環です」とのこと。ゼビオグループとはアパレルの共同開発にも取り組んでいるという。
直営店レベルのフィッティングを「ショップインショップ」で実現

弾道計測器トラックマンを完備した試打ブース
新しくリニューアルしたブースは売り場でありながら、ブースのほとんどを試打とカスタムメニューの紹介で占めている。肝心の商品が目立っていないように見えるがその真意を聞くと、「リニューアルにあたってこだわったのが、まずは本間ゴルフの世界観に触れていただくことでした。具体的には、多くのお客様に好評をいただいている直営店と同等のクラブフィッティングとカスタムメニューを提供することです」と小川氏。

アメリカンな店内で目を引く「和と匠」の世界。右下に見えるのがカスタムメニューの一覧。クラブの長さやライ角の調整はもとより、ヘッドのカラーや刻印、フェースの見え方、オウンネームなど、その項目は多岐にわたる
「1打でもスコアアップしたいというのはゴルファー共通の願いですが、それを本間ゴルフが培ってきたトータルフィッティングでサポートしたい。こちらでは、本間ゴルフのカリキュラムを受講したフィッターがフィッティングにあたることで、直営店と変わらぬフィッティングを受けていただけます。もちろん、フィッティング結果に合わせたクラブ調整も可能です」(小川氏・以下同)

匠の手で塗られるカスタムカラーのサンプルも多数。小川氏はブルーがお気に入りだそう
「そして、本間ゴルフの世界観を語るうえで忘れてはいけないのがカスタムサービス。クラブの性能面でゴルファーをサポートするだけでなく、ヘッドやシャフトのカラーリングやデザインを自分好みにカスタムいただくことで、世界にひとつの自分だけのクラブをお作りいただけます。クラブへの愛着もゴルフを通じて得られる喜びのひとつ。最新モデルに搭載したテクノロジーにも自信を持っていますが、それだけではない遊び心もお届けしたいんです」

刻印のカラーサンプルも多く展示されている
テクノロジーで語られることの多いゴルフクラブだが、それにとどまらず、量販店でも日本人ゴルファーの琴線にふれるきめ細かなサービスを広げようとしている本間ゴルフ。

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クラブメーカーによる熾烈なシェア争いの中で、国内ブランドの新たな活路となるのか。その取り組みに注目したい。