
アメリカ独立宣言が採択されたフィラデルフィアでライダーカップに向けてチームディナーを開催したキーガン・ブラッドリー
全米プロの前週、ブラッドリーがディナーに招待したのはライダーカップポイントトップ20と23年のライダーカップおよび24年のプレジデンツカップに出場したメンバー。その中にLIVのブライソン・デシャンボーとブルックス・ケプカが含まれていた。
「2人も招待しました。以前チームでプレーしているしポイントランクで出場の可能性もある。彼らが参加してくれたのは素晴らしい。PGAツアー対LIVの争いはライダーカップには関係ない。誰も気にしていないし最高のチームを作るだけです」と全米プロの記者会見で語ったキャプテン。
ディナーはフィラデルフィアで開催されたが、その日はあいにくの悪天候。その影響でデシャンボーが搭乗する予定だった飛行機が遅れてディナーには参加できなかった。
「でもZoomでディナーの様子を見ながらキャプテンとも有意義な会話ができました」
LIVのデシャンボーはメジャー大会以外ではポイントを獲得できない。しかし現在は同ランク3位。昨年から今年にかけて6回のメジャーでトップ6入り5回と戦績はズバ抜けており「ポイントだけで(自動的にメンバーになれるのは上位6名)チーム入りを決めたい」と意欲を見せている。
「キャプテンが誰を選ぼうとキーガンはチームにとって素晴らしいリーダーになってくれると確信しました。ベスページでは最高の仕事をしてくれるはず」とデシャンボー。
「LIVの選手が1人でも2人でもそれは問題ではない。とにかくディナーに全員が揃ってくれたのは本当に素晴らしかった。あんなことは久しぶりだ」とブラッドリー。全米プロで8位タイに入った彼がプレーイングキャプテンになる可能性もある。
本番までまだ4カ月あるが若きキャプテン(38歳)を中心にすでにチームは結束しているようだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年6月10日号「バック9」より