タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第71回はストレートシャフト仕様のネックが取り付けられた「スクエアバック+」をお届け!
マレットのやさしさとブレードの操作性を両立したモデル

スクエアバック+ ツアープロとタイプ:クロマチックブロンズ仕上げのスクエアバック+。バックフェースの3ドットは、「Big Bombs(ビッグ ボンブ)」などと呼ばれている
ストレートシャフト仕様のネックが溶接で取り付けられた、スクエアバック+プラスである。
スクエアバックは、ニューポートに比べてフランジ部分が長く、ヘッド形状が四角い(SQUARE)のが特徴。さらに、+モデルはスタンダードなスクエアバックよりもフランジが長いため、このパターは、かなりマレットに近いイメージに仕上がっている。
一部のツアープロの中には、以前から「(ニューポートやニューポート2などのブレードタイプよりも)少しフランジを長くしてもらえないか?」という要望があったのだという。それに応える形で生まれたのがスクエアバックであり、+モデルであった。
近年のキャメロンは、ブレードタイプはマレットに近づけ、マレットタイプはブレードに近づけようとする傾向にある。その背景には、前述したようなプロの意見が反映されているのであろう。
マレットのやさしさは欲しいが、ブレードの操作性を失いたくない。そんなプレーヤーを意識したツアーモデルであった。
※週刊ゴルフダイジェスト5月6日号「キャメロンマニア宣言」より