
ポーラ・クリーマーソルハイムカップで来年は副キャプテン、3年後の大会でキャプテン就任か?
26年9月オランダで開催される大会でアメリカチームのキャプテンを務めるアンジェラ・スタンフォードが、クリーマーを副キャプテンに任命した。
「ポーラの、母国とソルハイムカップに対する情熱は、チームへの波及力が大きく、選手としても副キャプテン(前回)としても彼女のチームメイトでいられたのが心強かった。ポーラは勝者でありリーダーでありチームには絶対欠かせない人物です」とスタンフォード。
それを受けてクリーマーは「アンジェラからアメリカ代表チームを率いる副キャプテンに任命されたことを光栄に思います。赤、青、白のユニフォームを身に着けることは私のキャリアでもっとも重要なことの1つ。チーム連覇のためになんでもする決意です」。
19歳で宮里藍と同期デビューのクリーマーは当初から「ソルハイムカップに出るのが目標」と公言していた。
周囲は無理だ、無謀だと否定したが「夢を目指して何が悪いの?」と決意を曲げず、実際その年欧米日で5勝を挙げてルーキーとしては異例(初&最年少)のソルハイムカップ出場を果たした。以来7大会連続出場で17勝9敗5分。フォアサムで獲得した8.5ポイント(7勝3分)はアメリカ勢最多記録。トータル19.5ポイントは米国勢2番目の獲得ポイントだ。
少し気が早いがクリーマーが28年にホームのバルハラGC開催の大会でキャプテンに就任するのでは? ともっぱらの評判だ。ソルハイムカップの申し子ともいえる彼女が星条旗カラーのユニフォームをまとってチームを率いる姿が早く見たい。
90年に創設された大会は不遇の時代を経て人気は右肩上がり。ギャラリーも大会ごとに増えており、ホームでクリーマーがキャプテンなら大盛況間違いなしだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年6月10日号「バック9」より