米バージニア州のロバート・トレント・ジョーンズGCを舞台に2日間のチーム戦を終え10対6で優位に立ったアメリカ。最終日のシングルス9戦目にリリア・ヴ(米)が1ダウンで迎えた最終ホール、鮮やかなバーディを奪って引き分けに持ち込み0.5ポイント加算した瞬間、勝利が決まった。
「言葉にできないくらい最高の気分です。今週は役目を果たせていなかったけれど最後に何かをやり遂げた気分!」とヴは声を弾ませた。
セリーヌ・ブティエ(仏)とのシングルスでレキシーは1ダウンで敗れたたものの、土曜日のフォーサムではローレン・コフリンとのペアでジョージア・ホール&マヤ・スターク組に4アンド3で勝利し大歓声を浴びた。
チームを勝利に導いたルイスキャプテンがカップ(トロフィー)を掲げようとした瞬間、レキシーのほうを振り返りカップを手渡した。一丸となって戦った選手たちのチームリーダーであるレキシーに最大の敬意を示したのだ。
なぜ? と問われたルイスは「レキシーはそれ(カップを掲げるの)に値する人だからです。ソルハイムカップがいまのように盛況になったのは彼女の功績だからです」。
「チームメイトが最初のティーショットを打つ瞬間から声かけをするようになったのがレキシーでした。大きな声で選手たちを励ましチームにエネルギーを与えてくれた。彼女がこの舞台の立役者です」(ルイス)
ルイスは次回のソルハイムカップのキャプテンにレキシーを推そうと考えている。
「彼女は長い間チームリーダーを務めてきました。準備の仕方からやるべきことの進め方など率先してお手本を示してくれました。彼女がキャプテンならチームはきっと成功します」と2大会連続でキャプテンを務めたルイスは太鼓判を押した。
現役は引退しても次回26年のソルハイムカップではチームを率いるレキシーの勇姿を見ることができるかもしれない。楽しみだ。