
ゴルフ5カントリー美唄Cの名物ホール浮島グリーン(東8番パー3)
ゴルフ5レディスを過去に6回開催したトーナメントコースとあって、全国的な知名度も高い同コース。「本州から来られるお客様も多く、ゴルフ場に宿泊施設が欲しいという要望もありました」と話すのは小水隆史支配人。そこでクラブハウスから西コースに向かう途中に「Hokkaido ZEN Cabin」2棟が設けられた。

辺り一面雪で覆われる「美唄スノーランド」
同コースはゴルフ場のクローズ後の12月中旬~3月下旬に本格スノーアクティビティが楽しめる「美唄スノーランド」として営業。そのため、「北海道の豊かな自然を、1年を通して身近に体験していただくために造りました。都市生活から離れ、ミニマムで瞑想的な体験を提供する空間を目指したものです」(小水支配人)。

外観は漆黒に塗装された木材を用いている
外観は日本建築の美意識に通じる静謐さをテーマに設計され、漆黒に塗装された木材を用いた。室内に柔らかく入り込む自然光は、障子や畳といった伝統的な素材と調和。浴室にはひのき風呂を備える。
「冬季の来場者の90%以上がインバウンドのお客様ということで、日本の伝統美を意識した内装になっています」(小水支配人)
ベッドルーム、和室、洗面所・バス・トイレを完備。1棟3名まで利用でき、料金は宿泊・昼食付きセルフプレーで平日1人1万5000円〜、土日祝1万8500円〜となっている。
美唄市は札幌と旭川の中間に位置し、美瑛や富良野にもアクセスしやすい。これらの観光地への拠点として、ゴルフ場やスノーランドの来場者以外でも利用可能だ。夕食の提供もあり(要予約)、キャビンのテラスで満天の星空を眺めながら、ジンギスカンBBQを楽しむこともできる(1人5000円)。
北海道ゴルフ旅行といえば、つい歓楽街の札幌周辺に泊まりがちだが、プレーと食事以外にも旅を充実させたいゴルファーにとって、美唄ステイは狙い目といえそうだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年6月17日号「バック9」より