みんなのゴルフダイジェストのYouTube「みんゴルガチギアトラック」は、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太による、“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画。今回は、ブライソン・デシャンボー監修のLA GOLF『LA DRIVER』の4.0度という超パワーヒッター用ドライバーを試打。果たしてどんなゴルファーに向いているのかを検証した。

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画像: LA GOLF「LA DRIVER(4.0度)」×「BRYSON SIGNATUREシリーズ 65-5(Flex X)」を試打

LA GOLF「LA DRIVER(4.0度)」×「BRYSON SIGNATUREシリーズ 65-5(Flex X)」を試打

メーカーからの情報では、この『LA DRIVER(4.0度)』は、トップクラスのロングドライブプレーヤーやスウィングスピードが約60m/sを超えるプレーヤー向けに設計されているモデルで、彼らのボールスピードと飛距離を最大限に高める設計。超低打ち出しとスピン性能により、ロングヒッターがティーショットのコントロールを維持しながらパワーを最大限に発揮できるドライバーに仕上がっているということだ。

画像: ●ヘッド:LA ドライバー(4.0度)/●シャフト:BRYSON SIGNATUREシリーズ 65-5(Flex X)

●ヘッド:LA ドライバー(4.0度)/●シャフト:BRYSON SIGNATUREシリーズ 65-5(Flex X)

試打ヘッドはLAゴルフ『LA ドライバー(4.0度)』、試打シャフトは『BRYSON SIGNATUREシリーズ 65-5(Flex X)』。

小島: ロフトのラインナップが4度、8度、9.5度、10.5度、12度というあまり聞いたことがない数字が並ぶんだけど(笑)。今回は4度でやろうと思います。資料にお勧めのスピードレンジがあるんですけど。

癸生川: なんか凄そうだね。

小島: ロフト4度だと135mph以上、約60m/sです。

癸生川:(ガックシうなだれる)

小島: Xシャフトだとちょっとアンダーになって、125mph~135mphで、それでも55m/s以上は出してねというスペックです。

癸生川:厳しいねぇ~。

小島: ということで。いつもは最初に45m/s前後で試打して貰っていますけど、今回は気にせずにどうぞ。

今回はクラブスピードは限定解除で試打を開始したものの、1打目は二人が大笑いするほど右にすっ飛び、2打目以降もヘッドスピードや打点位置が合わず、試打を繰り返すこと5回。

ここで小島が「ずっとトウに当たっているので、ド・ヒールで打ってみてください」と提案。これでようやくデータが取れる球が出た。

画像: デシャンボー監修の『LAドライバー』ロフト4.0度モデルはプロでもお手上げの超ハードスペック!?【ガチ試打計測・動画あり】

【トラックマン4のデータ】
クラブスピード●46.0m/s
ボール初速●69.0m/s
打ち出し角●9.7度
スピン量●1787rpm
降下角●25.2度
キャリー●222.2Y
飛距離●262.6Y
打ち出し方向●4.8度右
スピンアクシス●17.5度左
SIDE●4.2Y左
 
【GCクワッドのデータ】
Hインパクト●2ミリトウ
Vインパクト●1ミリ高

小島: ロフトが立っているのでボールスピードは69.0m/sと出ています。で、打ち出しの角度が9.7度。

癸生川: 低いねぇ。

小島: 弾道は4.8度左に飛び出して、アクシスが17.5度右に傾いている。まったくつかまっていないですね。2ミリトウの1ミリ上。ほぼ真ん中に当たっててこの弾道かぁ。

癸生川: このクラブ、もっとアッパーに打つとか打ち方を変えないと真っすぐには飛ばないなと思う。

小島: 確かに今のでアタックアングルが0.4度ですから、これを5~6度アッパーに振らないと真っ直ぐ飛ばないと思います。もう少し「ティーアップを高く」して、「クラブスピードも速く」して、「空に向かってアッパーに打つ」感じで振ってみてください。

しかし再びヘッドスピードや打点位置がトウ側にズレて合わず、試打を繰り返すこと6回。

癸生川: わかった。もう50mmヒールに当てる気持ちで打つ。

仮想の打点をヒールサイドにイメージして打つと宣言。すると。

【トラックマン4のデータ】
クラブスピード●48.1m/s
ボール初速●73.0m/s
打ち出し角●8.4度
スピン量●1639rpm
降下角●24.7度
キャリー●225.4Y
飛距離●268.4Y
打ち出し方向●1.5度左
スピンアクシス●6.6度右
SIDE●3.8Y左

小島: 今のはほぼ真ん中に当たってますけど、本人の感覚はヒールなの?

癸生川: う~ん、なんだかわかんなくなっちゃった。

小島: そうだろうね(笑)。今ので3.4度アッパーです。ボールスピードは73.0m/s出てますね。でも打ち出し角が8.4度だから、スピードが73.0m/sも出てるのにキャリーは225.4ヤード。

癸生川: 厳しいねぇ~。

小島: だから今回の検証でいえるのは、いかに自分に合ったヘッド、ロフト、シャフト選びが大事かなということでしょうね。

癸生川: ほんと、そう思う。

小島: あと、いかに真ん中に当たりやすいものをチョイスするかというのは、一つのポイントと思います。今回、癸生川プロがこのクラブを打とうとした時に、どうしてもトウ側に当たっちゃう。それをヒール側に当てようとするといろんな動きが違ってきてしまい上手くいかなかった。だから、しっかり打った時に真ん中にとらえられるものをチョイスしたらいいかなと、思います。まあ今回は、ちょっと“遊び”でしたけど。

■結論

「いかに自分に合ったクラブを見つけることが大事かと痛感しました」と癸生川

今回試打をした、超ハードヒッター向けのドライバーのLAゴルフ『LAドライバー(4.0度)』のクラブ特性とお勧めするプレーヤーに関して二人の結論は?

癸生川: 今回のクラブはドローヒッターでクラブスピードがドラコン選手くらいに速い人じゃないと使えないと思うんですよね。これを打って思ったことは、クラブを打つ時に、真っ直ぐに飛ばすために自分が本来のスウィングで何かを変えなきゃいけないなら、そういうクラブ選びはスウィングを難しくしてしまうので、いかに自分に合ったクラブを見つけることが大事かと痛感しましたね。

小島: 癸生川プロが一発目であの右スライスを打つというのは初めて見たので、クラブのチョイスの仕方はヘッドだったり、ロフトだったリシャフトだったりトータルで自分に合ったものをチョイスすることが大事かなと思います。

みんなのゴルフダイジェストYouTube「みんゴル試打班ガチギアトラック」では、LAゴルフ『LAドライバー(4.0度)』のお勧めのゴルファー層を割り出すために、さらに細かな考察を行っているので、より詳しく知りたいという人は、そちらもぜひご視聴を。

THANKS/アコーディアゴルフ技術研究所

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