6月12日から4日間の日程で開催される「宮里藍 サントリーレディスオープン」の練習日、ブリヂストンの新ドライバーを発見。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からレポートお届け。

ブリヂストンの新ドライバーを発見!

会場となる六甲国際GCは梅雨入りしたこともあり、あいにくの強い雨模様ですが、ブリヂストンゴルフの新製品をツアーで発見。ブリヂストンのバスに潜り込んで新ドライバーを撮影してきました!

「BX1ST」、「BX1LS」、「BリミテッドBX1★ツアー」、「BX2HT」の4モデルが確認できましたが、前作と大きく変わった点はソール部までカーボンを採用し、余剰重量を増加させている点です。カーボンの割合もモデルごとに変化させていて、余った重量をモデルごとの性格に合わせて適所にウェートを配置しているようです。

画像: ブリヂストンの新ドライバー4モデルを発見

ブリヂストンの新ドライバー4モデルを発見

「BX1ST」はスタンダードモデルか

それでは「BX1ST」から見てみましょう。STは恐らくスタンダードを表していることでしょう。ソール後方のウェートとソール中央付近の左右にも2つのウェートが配置されています。ソール後方のウェートはヘッドのブレを抑える慣性モーメントの大きさを確保しながら、スイートエリアを拡大させ、ボールも上がりやすくする効果、中央付近の左右のウェートは重心を低くし適度なスピン量を確保するために配置しているはずです。

画像: スタンダードモデルの「BX1ST」

スタンダードモデルの「BX1ST」

フェース面を見ると細かいミーリングも前作からアップデートされているようです。ヒール側のフェース面積が広くヒールヒットにも強そうに見えますし、ある程度の重心距離を持たせることで方向性にも優れた特性を持っているのではないでしょうか。

「BX1LS」はロースピンモデル

「BX1LS」は恐らくロースピンモデル。ソール後方のウェートは見られず、フェース寄りの左右にしっかりとしたウェートが配置されています。重心を下げながらもフェース寄りにウェートを配置することで重心深度は深くなりすぎない設計になっているようです。

画像: ロースピンモデルの「BX1LS」

ロースピンモデルの「BX1LS」

トウ側が上がったフェース面を見ても重心距離は短めのように見えるので、スピン量を抑えながら操作性を確保した性格を持たせている印象です。

「BリミテッドBX1★ツアー」はハードヒッター向け

続いて見るからにハードヒッターが好みそうな「BリミテッドBX1★ツアー」。コンパクトなサイズ感でディープフェースでソール後方のウェートは見られず、ソールの素材もカーボンを採用してはいないようです。ソールに重量を持たせることで低重心としスピン量を減少させるているのでしょう。

画像: コンパクトなサイズで操作性重視の「BリミテッドBX1★ツアー」

コンパクトなサイズで操作性重視の「BリミテッドBX1★ツアー」

重心距離も短めで操作性に優れ、ハードヒッターでもスピン量が増えすぎない工夫が見られます。

「BX2HT」はMAXモデルか

「BX2HT」は他社でいうところの「MAX」のようなモデルでしょう。歴代の「HT」はハイトラジェクトリー(高弾道)を意味するので、慣性モーメントを大きくし、球が上がりやすいモデルになっているはずです。

画像: 慣性モーメントが大きく高弾道モデルの「BX2HT」

慣性モーメントが大きく高弾道モデルの「BX2HT」

ソールのカーボン量も4モデル中、最も広い面積で採用しているようですし、ソール後方にウェートを集約している点からも慣性モーメントの大きさを増大させ、インパクト付近でソール後方が下がることでインパクト時のロフトを増やし、高弾道で飛ばせるモデルになっているようです。

残念ながら、雨模様のため選手がテストしたコメントは聞けませんでしたので、明日のプロアマ大会でテスト風景を目撃したら聞いてみようと思います。ソールにカーボンを採用したことで前作からどう変わったのか、興味は尽きませんね。

撮影/中村修

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