USGAの公式YouTubeで全米オープン2日目のハイライトをチェック
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通算10オーバーでホールアウト直後、もの思いにふけながらクラブハウスへ引き返すブライソン・デシャンボー(撮影/岩本芳弘)
もっとも衝撃的だったのはスコッティ・シェフラーとともに優勝候補筆頭に挙げられていたディフェンディングチャンピオンのブライソン・デシャンボーが予選で姿を消したこと。
20年ウィングドフットで開催された全米オープンではコースを力で捩じ伏せ圧勝。昨年のパインハーストではローリー・マキロイを逆転しアメリカンヒーローになったが、U-NEXTで解説した丸山茂樹が「パワー(力)も技術も通用しない」と評したオークモントには歯が立たず通算10オーバーを叩いて敗退した。
松山英樹と同じ組でプレーし、今季ジェネシス招待で優勝しているラドビッグ・アバーグもカットラインに1打及ばず決勝ラウンド進出ならず。
今季2勝でポイントランク3位のセップ・ストラカも通算11オーバーで予選落ち。世界ランク5位のジャスティン・トーマスも76-76の通算12オーバーで暫定110位に沈んだ。これでトーマスは全米オープン3大会連続予選落ちしたことになる。
他にも今季LIVで8戦4勝と勝率5割を誇るホアキン・ニーマン(通算10オーバー)、トミー・フリートウッド(通算9オーバー)、ジャスティン・ローズ(通算14オーバー)、シェーン・ローリー(通算17オーバー)も予選敗退。
惜しかったのは全米オープンで歴代最多の2位に6回入っているフィル・ミケルソン。「今年が最後の全米オープンになる」と語って臨み、第2ラウンドでは4ホールを残し、4オーバーとカットラインまで余裕があった。ところが15番と17番で痛恨のダブルボギーを叩き1打足りず彼の華やかな全米オープンの歴史は幕を閉じた。

同組で明暗がわかれたローリー・マキロイとシェーン・ローリー(撮影/岩本芳弘)
1番と3番でダブボギーを叩き前途が危ぶまれたマキロイは上がり4ホールで2バーディを奪って通算6オーバーまで戻し、暫定45位タイで予選をクリア。しかし報道陣には何も語らず会場を後にした。前週カナダでも取材拒否だったが今週もそれが続いている。
U-NEXTゴルフの公式YouTubeで松山英樹の2日目の3ホール目までを公開中
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最終ホールでバーディを奪いギリギリ決勝に滑り込んだ松山英樹。兄のように慕うアダム・スコットは3打差の4位タイ。ホールアウト後に笑顔で話していた(撮影/岩本芳弘)
日本勢は松山英樹が18番のバーディで通算7オーバーとギリギリで決勝に滑り込んだが、香妻陣一朗は1ホールを残し通算9オーバーで予選落ちが確定。
金谷拓実(通算10オーバー)、河本力(通算12オーバー)、杉浦悠太(通算20オーバー)も決勝ラウンド進出ならなかった。
※2025年6月14日15時33分、一部加筆修正しました。