ツアーで瞬く間に結果を出している! スパイダーに待望の“ゼロトルク”現る
TaylorMade Spider ZT
ゼロトルク系スパイダー。ヘッドはアルミと303ステンレスを採用。いずれもミルド(削り出し)加工で非常に精度が高い。フェースインサートは樹脂80%、アルミ20%の複合で心地よい打感を実現している。

3点のウェイトによってさらに精密なゼロトルクに

トウが上を向くように設計
クラブを台に載せた時にトウが上を向くようにウェイトで調整。これによりストロークの間、よりフェース面が開閉しにくく安定するようになる

クモのデザインとSpiderの書体が一新された。鮮やかなブルーのヘッドカバーもクール
\データが証明/ゼロトルク系に替えた選手は軒並みストロークが改善

ゼロトルク系に替えたPGAツアー選手のストロークゲインド・パッティングのデータ。ショートパットからミドルパットにおいて改善が見られる選手が多数
トータルの部分の数字は1ラウンドあたりに改善したパット数。計算上4日間の試合であればゼロトルク系にすることで2打縮められる選手も!
ゼロトルクの中でも群を抜いて構えやすい
ゼロトルク、トルクレスなどヘッドの重心付近にシャフトを挿したパターに注目が集まっている。中でも発表前からツアーでの目撃情報が投稿され話題を呼び、PGA、LPGAツアーで2勝を挙げているモデルが『スパイダー ZT』。ついにその全貌が明らかになった。
ソールには「5K・ZT」とある。5Kはヘッド慣性モーメント(上下左右)の数値5000g・㎠を意味する。そしてZTは〝ゼロトルク〞の意。ヘッドの重心位置にシャフトが装着され、ストローク中に重心に左右される動きがないため、意に反したフェースの開閉が起こらない。『スパイダーZT』は、他のゼロトルク系と比べて、ややフェースに近い位置にシャフトが位置する。
つまりその位置が重心となるわけだが、後ろ過ぎないので、アドレス時に違和感が少ない点も魅力だ。またシャフトは、1度オンセットで(打ち出し方向に傾いて)装着されている。ゼロトルク系パターは正面から見てシャフトを真っすぐに構えると、左に打ち出しやすい傾向があり、それを解消する意味を持つ。ただこれも重心位置がフェースに比較的近く(25ミリ)にあるため、わずか1度の傾きで済んでいる。さらにその1度の傾きさえもグリップの挿し方で吸収。圧倒的な構えやすさにつながっている。フェースは他のスパイダーパター同様「ピュアロール」インサートを装着し、心地よい打感と転がりの良さを実現。『スパイダー ZT』の登場で、ゼロトルク人気に一層拍車がかかりそうだ。
Spider ZT の特長を一挙公開
Spider ZTの特長 01トルクがかからないから意に反したフェースの開閉がゼロ
シャフトを軸に回転させると抵抗なくクルクル動く。これがゼロトルクの特性。重心に引っ張られて発生する意図しないフェースの開閉が起こらない。

Spider ZTの特長 02 自慢のインサートで順回転と良い打感を実現

他のスパイダー同様、フェースには「ピュアロール」のインサートを採用。45度の角度で下向きに刻まれた溝によりインパクト直後からボールを順回転させる。
Spider ZTの特長 03 キャンバーソールで据わりがいい、構えやすい
前後、そしてトウヒール方向にわずかに丸みを帯びたソール形状。どんな構え方でもソールの据わりが良く、フェース面をスクエアにセットしやすい。

Spider ZTの特長 04シャフトは1度オンセットで構えやすさをサポート

傾いたシャフトの違和感を解消する 専用グリップ
シャフトは目標側に1度傾き、逆にグリップはそれを吸収するかのように垂直方向に装着。この細部にこだわった設計が、フェースが完全にスクエアに動くパットを生む。
スタンダードだけじゃない
PGAツアープレーヤーもスタンダードから長尺まで様々なレングスを選択している。『スパイダー ZT』も3つのバリエーションが存在。中尺、長尺と長くなるに従い、よりオートマチック感が増していく