明日26日から4日間の日程で開催される国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」。その練習日に、普段の練習ラウンドでは見られない女子プロたちの「水切りショット」の競演があった。チャレンジした選手の感想を聞いた。

アース・モンダミンカップが目標としている“ゴルフの祭典”といわれるマスターズ。その練習ラウンドでは選手たちが16番ホールに来るとパトロンたちの歓声に応えて「水切りショット」を披露することが有名で、2020年にはジョン・ラームが「水切りショット」で「ホールインワンを達成」したことも記憶に残る。アース・モンダミンカップでは、近くの小学生を校外学習として招待しており、その小学生にゴルフの楽しさを知ってもらう催し物として、パー3の9番ホールで立候補した女子プロが「水切りショット」ができるように左右に「水切りショット」用特設ティーを設置している。

笹生優花

画像: 1回目の失敗で火が着いたのか、3回チャレンジする笹生

1回目の失敗で火が着いたのか、3回チャレンジする笹生

「水切りショットは初の試みでしたので、とても難しかったですね。番手は5番アイアンで試してみましたが、力加減が難しく、バンカーに入ってしまったり池に落ちてしまったりと、楽しかったですけど悔しさもありました」と笹生。1球目は奥のバンカーに入ってしまい、成功させたい思いから「もう1球! (笑)」と“おかわり”して、見に来ていたギャラリーや関係者から笑いを誘っていた。ちなみにその“おかわり”はもう1回続き、計3球水切りショットにチャレンジ。

5年ぶりの出場となる笹生に参戦した理由を聞くと「最後に出場したのが5年前なので、所属契約したというのもありますし、2020年に出場した時は丁度コロナ禍でファンの方に会うことができなかったことが大きな理由ですね。前回出場時とコースも変わったと聞いたので、新しいチャレンジをしたいと思っています」。海外が主戦場の笹生だが、日本のファンに対する想いが今大会出場に繋がった。

清本美波

画像: 7番アイアンでチャレンジするも、勢いが足りず池ポチャに……

7番アイアンでチャレンジするも、勢いが足りず池ポチャに……

今大会に初出場の清本。水切りチャレンジについて「今回が初めての出場で、水切りショットの話は聞いていましたが、『本当にやってるんだぁ』って感じでした。アイアンは7番までしか入れていなくて、その上が6Uになってしまうので、7番で試してみました(笑)。いっぱいバウンドさせてグリーンに乗せたいなって思っていたんですけど、ちょっと勢いが足りなくて……(笑)。マスターズみたいな感じで楽しかったです」と楽しんでいた。

国内女子ツアーでは高額賞金となる今大会の意気込みを聞くと、「初めての大会で、普段とは違う雰囲気が違い、とても楽しいですし、自分自身のゴルフの調子も良くなってきているので、自分の課題をクリアして結果がついてきてくれれば良いなって感じです」。ハーフ終了後にはキャディに「練習いくよ! 」と元気よく伝え、明日に向けて着々と準備をしていた。

神谷そら

強い雨が降っていたが、楽しそうに“水切りショット”を披露

水切りショットの感想を聞くと、「水切りショットは5番アイアンで打ちました。条件的に左足上がりのラフで、池が近かったので『難しいな』って思いながら打ちました(笑)。昨年もたぶん“水切りショット”を試したと思うのですが、ちょっと覚えていなくて……。でも今回も一緒に回った方と楽しくハーフを終えることができたので、面白かったです」と話した。

神谷は5番アイアンで水切りショットに臨むも、想定以上に跳ねてしまい奥のバンカーへ。ちなみに、バンカーに入ってしまったボールを軽々とベタピンに寄せてくる技術力の高さを見せた。

アース・モンダミンカップは優勝総額3億円、優勝賞金5400万円と国内女子ツアーでは最高額。4日間競技のため、メルセデス・ポイントも増える。また各パー3に設定されているホールインワン賞には最大1000万円が設定されていて、選手たちのモチベーションが高い大会となりそうだ。

撮影/矢田部裕

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