今シーズンから米LPGAに参戦中の岩井明愛、岩井千怜。参戦初年度の選手が対象となるルーキー・オブ・ザ・イヤーでは千怜が3位、明愛が4位と活躍をみせる(ちなみに、1位は竹田麗央、2位が山下美夢有)。そんな2人のことを米LPGAの公式サイトで「IWAI TWINS」の特集記事が掲載された。
画像: 米女子ツアーの公式サイトで特集された岩井姉妹(撮影/岡沢裕行)

米女子ツアーの公式サイトで特集された岩井姉妹(撮影/岡沢裕行)

岩井明愛・千怜の双子姉妹。千怜が優勝しているとはいえ、メジャーを勝つなど、これといったトピックがないのも事実。それにも関わらず特集記事が書かれるのは異例のことです。双子で米女子ツアーで活躍することがいかにエポックメイキングなことかが伝わってきます。

では、記事の内容はどういったものでしょうか? 興味深いのは「姉妹で活躍する例はあるが、双子で活躍するのは稀」という指摘です。

たとえば、世界No.1プレーヤーとして長く活躍したアニカ・ソレンスタムには、シャーロッタ・ソレンスタムという妹がいます。タイにはアリヤとモリヤのジュタヌガーン姉妹、近年では現在世界ランク1位のネリーとジェシカのコルダ姉妹も大活躍しています。

日本だと、堀奈津佳・琴音姉妹、吉田優利・鈴姉妹なども活躍していますよね。つまり、姉妹で活躍している例はけっこうある。ただ、双子となると一気に数が減るというのです。

記事によれば、「双子、特に一卵性双生児(実際は二卵性)が世界のトップアスリートの中にいるのは(中略)稀」であり、二人ともが米女子ツアーのトップクラスで活躍するのは「あり得ないことと言える」とのこと。

過去には双子のプレーヤーもいたようですが、片方が成功し、片方はそのサポートに回るといったケースがままある程度のようです。岩井姉妹のように、同じタイミングで米女子ツアーのルーキーイヤーを迎え、同じように活躍する例は前代未聞であることがわかります。

さらに、記事は「IWAI TWINS」の興味深い特徴について語っています。姉妹でありながら千怜選手はショートゲーム、明愛選手はロングゲームが好きなこと、しばしばキャディを交換すること、英語の勉強に熱心で、それがシーズン冒頭から目覚ましく上達したことなどなど。

そして、メキシコで開催された「リビエラ・マヤオープン」で千怜選手が優勝した際、明愛選手はお祝いのシャンパンを用意して、その勝利を心から祝福するなど、姉妹が力を合わせて米女子ツアーで成功を収めようとしている姿を好意的に報じています。

似ているようで細かいところは違っていて、細かいところは違っているけど一心同体。「IWAI TWINS」のユニークなあり方、そしてその戦いぶりに、世界も注目をはじめています。

米LPGAが公式SNSで紹介

米女子ツアーで岩井姉妹旋風

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