心身を癒すエネルギー療法を体験
先週、ドイツで行われたアムンディドイツマスターズでは、10位タイに入ることができました。3週間ぶりの試合でしたけれど、けっこういいゴルフができたと思っています。4日間の合計が1アンダーでしたが、コースがめちゃくちゃ難しくて、この順位はなかなかよかったなあと思っていますし、パッティングがよかったら、もっと上にいけたかなあと思っています。まあ、パターは毎回課題なんですけれど(笑)。

ドイツの方は皆さん、おっきな方が多かった!「難しいコース&セッティングで10位に入れて自信になります」
池が多いコースで、2回入れてしまったんです。初日はパー5 で「8」を叩いてしまったんですよ。それでもバーディチャンスはしっかり取ってスコアを作った感じです。プロゴルファーはトリプルボギーを打ったときなどはどうするのかと皆さん思いますよね……でも、私は何も変わらないです。カーッとなったりしたこともありません。
そういうときは「ああ、やっちゃったなあ」。まだ残りのホールもあるし、しっかり戻していこう、と思いますね。皆さんもそんな感じで、ぜひ(笑)。
ドイツではすごく背の高いフローリアン・ペトレッティさんがキャディをしてくれたんですけど、なんと「レイキマスター」で。「レイキ」とは、心身を癒すエネルギー療法というのか日本の方が始めて海外で広まっているようですね。私もあまりよく理解はしていないんですけど、頭の上に手を乗せてくれると、確かに体があたたかくなってパワーを感じましたよ。グリーン周りでやっていたので、ほかの選手に不思議がられました。トレーナーの寿乃さんは、“マスター”からいきなり「レイキレベル1」をいただいていました。トレーニングしないとさらに上にはいけないみたいです。世界にはいろいろな面白い人がいるものです(笑)。

「レイキマスター」はバンカーのレイキとは無関係。大きな手で頭をすっぽり覆われる彩子。「何となくパワーをもらった感じです」
ドイツからアイルランドには月曜に入りました。ドイツは風が強く体感で10度くらいでしたけど、ここアイルランドも同じくらい寒い。まだ風はあまり吹いていないですけど、試合ではどうなるでしょうか。ちなみに予報は雨です。
昨年と同じコースで開催されますが、リンクスではなく、けっこうアップダウンのあるコースです。距離も長くはありませんから私にチャンスはあると思っています。昨年はグリーンが硬かったですけど、今年はやわらかくてスコアが伸びるコンディションだと思っています。
ここはアイルランドの首都ダブリンから30分くらいのところ。今回も一軒家を借りて自炊生活です。時間があれば、ダブリンの街を少し歩いてみたいとは思っています。先週ドイツで買ったお米が本当に美味しくなくて。こんなに美味しくないお米があるのかと思ったくらい(笑)。細長くてすごく臭いんです。私はご飯を残せないタイプなんですけど、さすがに……先週は食事が憂鬱でした。でもアイルランドのスーパーには普通に日本のお米が置いてあって。アイルランドはアジア系の方も多く住んでいるからでしょうか、やっぱり美味しです。ちなみに今夜のご飯はエビと卵のスープ、ブロッコリーの子供みたいなものを使った野菜炒め、アボガドのサラダ、そしてご飯でした。

ツアーに遊びに来たギャラリーの方々にサインする彩子。こういうときは、嬉しいものです。「私のこと知ってるのかな(笑)」
そういえば、火曜日の夜に、選手ミーティングがありました。ミーティングはシーズンで3回くらい開かれます。ルーキー対象のときもありますし、内容によって参加する選手は違いますけど、今回は全員参加のもの。必要な人はオンラインで参加しました。今回のテーマは協会の方の退職の報告や、先週の試合のセッティングの難しさの是非について、あとは選手の連ランの予約サイトの不具合に関して、アメリカで開催のLETの試合もあるため、VISAの取得に関してなどでした。
今週の試合も始まります。取りこぼしのないようにしっかりバーディを取って上位に行けるように頑張ります。応援よろしくお願いします!
写真/本人提供