ミッドソールとインソールが歩行とスウィングをサポート

シンプルでどんな服にも合わせやすい
就職した娘が「ゴルフを始めたい!」というので、練習場へ。先輩から勧められたらしく、良き先輩に感謝だ。お手本を見せると「すごーい、真っすぐ飛ぶ」と褒められかなり嬉しい。しかし「靴がカッコ悪い」とダメ出しも入る。俺の血を受け継いでいるのか娘はなかなかゴルフの筋が良い。
練習後、ショップに連れていかれて、クラブは勘弁してもらったがウェアなどいろいろ買わされた。娘はシューズ売り場で私の靴を物色している。「ゴルフシューズって高いのね」とつぶやきつつ、候補を何足か履かされる。いろいろ試着してサイズ合わせをしたが、娘の買い物で散財したので帰宅することに。
娘の初ボーナスの翌日、テーブルに先日物色したゴルフシューズが置いてあった。プレゼントのようで、感激で涙してしまう。娘が選んだのはブリヂストンスポーツ『ゼロ・スパイク バイターライト』。この靴のサイズ違いを何回か履かされたとき、靴の軽さに衝撃を受けたことを思い出した。285g(26.5㎝)と劇的に軽い。娘は「軽量」「高グリップ」「やわらかな履き心地」で選んだとのこと。

アウトソールの前足部にある大きなへこみ「ターフバイトポケット」を搭載。周りのラバー突起が芝に絡まることでグリップ力が向上
早々にゴルフ場で履いてみると、足入れしやすいベロ形状と、日本人らしい甲高幅広な私の足に実にマッチしていることに気がつく。〝ターフバイトポケット〟という溝のおかげだろうか、芝を噛むのでスウィングの安定感が違う。ミッドソールに内蔵された〝KaRVO〟という素材は反発がよく、屈曲性に優れていて、歩きのラウンドでも足取りが軽いままだ。〝コンフォートベントインソール〟も効果抜群だ。
初体験のBOAはとっても便利で、締め具合も繊細に調整でき、防水も完璧。疲れが違うので上がりホールの大叩きもなく快適。娘に報告すると嬉しそう。妻がこっそり教えてくれたのだが、決め手は娘の予算に収まる〝お手頃価格〟だそうだ。コスパにこだわるのも遺伝かも。
ゼロ・スパイクバイターライト
●サイズ/24.5cm~28.0cm、29.0cm
●カラー/WO(白/オレンジ)、WY(白/黄)、BK(黒)
●価格/オープン(ブリヂストンECサイト:1万7490円)
※価格は編集部調べ
TEXT/Motoharu Tajima
PHOTO/Takanori Miki
※週刊ゴルフダイジェスト7月29日号「GG&G」より