タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第79回はノッチバックやストレートシャフトが特徴的な「ニューポート2」をお届け!
くぼみが生み出すメリットとは?

フランジにくぼみを作り、トウ&ヒールに重量を配分することで、打点のミスに対する許容範囲を広げている。「当時、松山英樹プロがノッチバックタイプのパターを試していたのを見て、これを買ってしまいました」(オーナー談)
ニューポート2ノッチバック(※)は、2012年に発売されたブラックミスト仕上げのセレクトシリーズからラインナップされたモデルである。フランジのセンター部分に、くぼみ(notch)のあるヘッド形状が特徴で、12年の市販モデルにはシングルベンドシャフトが採用されていた。
※ノッチバックとは、パターのヘッド形状の一種で、フランジ部分に切り込み(ノッチ)が入ったブレード型パター
写真は、そんなニューポート2ノッチバックのツアーモデルである。ストレートシャフト仕様のネックが溶接で取り付けられており、ソールにはサークルTのマークが、エングレイブ(機械彫刻)されている。
オーナーは「フランジのくぼみが太いサイトラインの役目をしていて、ラインに対してスクエアに構えやすく、ラインに乗せるイメージが出しやすい」と話す。
ニューポート2ノッチバックは、2016セレクトシリーズを最後に作られていないが、ユーザーの間では根強い人気のあったモデルである。今後の動向はわからないが、再びのラインナップが待ち望まれる。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
週刊ゴルフダイジェスト7月15日号「キャメロンマニア宣言」より