全英オープン初日デンマークの一卵性ツインズ、ニコライとラスムスのホイガードブラザーズが首位グループに2打差の10位タイと好スタートを切った。前週のスコティッシュオープンで4位タイに入りラストチャンスを活かし出場権を掴んだ兄ニコライ。ローリー・マキロイと優勝争いし完全アウェイのなか昨年のアイリッシュオープンに勝った弟ラスムス。彼らは舞台のロイヤル・ポートラッシュに特別な思いを抱いている。

地元優勝が期待されるマキロイがフェアウェイを外しまくりながら(14分の2)1アンダー70(20位タイ)にまとめ前回ここで全英オープンがおこなわれた19年の初日より10打良いスタートを切ったこの日、ホイガードツインズはマキロイを上回るスコアをマークした。

練習ラウンドのときから「ここに来られてワクワクしています」と声を揃えた2人。ニコライは「ここはまるで天国」とまでいっていた。

画像: 2アンダー10位タイと好スタートを切ったホイガード兄弟。練習日には2人でラウンドする姿も見せた(写真/Getty Images)

2アンダー10位タイと好スタートを切ったホイガード兄弟。練習日には2人でラウンドする姿も見せた(写真/Getty Images)

19年の全英オープンのときはまだプロに転向していなかったが、18年に2人はボーイズアマチュア選手権でロイヤルポートラッシュを経験しており、以来このコースの虜になった。

「風向きが変わり天候が目まぐるしく変わるなか硬いグリーンとアンジュレーションのきついアプローチエリアでどれだけクリエイティブなショットを打てるか? チャレンジングなコースだからすごく楽しい」(ニコライ)

「ここは我々にとって良いテストの場だと思っています。途中雨が降ってボールが滑ったりしましたが常に適応していく覚悟はある。自分ができることに集中してコントロールするのが好きです」(ラスムス)

早朝6時台のスタートだったニコライは「3時半に起きました。長い1日です」と笑ったがそれもまた全英の醍醐味。2人の夢は「兄弟揃ってライダーカップに出場すること」だ。

4アンダーで首位に並んだのはハリス・イングリッシュ(米)、リー・ハオトン(中)、マシュー・フィッツパトリック(英)、クリスティアン・ベゾイデンハウト(南ア)、ジェイコブ・スコーブ・オールセン(デンマーク)と国際色豊かな面々。

世界ランク1位のスコッティ・シェフラーは苦しみながら3アンダー68にまとめ1打差の6位タイと絶好の滑り出し。

日本勢は金谷拓実がイーブンパー71で32位タイ、河本力が1オーバー72で45位タイにつけたが、松山英樹は3オーバー74で星野陸也とともに97位タイと出遅れた。今平周吾は128位タイ、阿久津未来也は144位タイ。

画像: 星野は首痛に耐えながら初日を終え、97位タイと出遅れる形に。ラウンド中にはトレーナーに首回りのマッサージを受ける一幕も(撮影/姉崎正)

星野は首痛に耐えながら初日を終え、97位タイと出遅れる形に。ラウンド中にはトレーナーに首回りのマッサージを受ける一幕も(撮影/姉崎正)

※2025年7月18日14時12分、一部加筆修正しました。

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