女子ゴルフの今季国内ツアー第18戦「明治安田レディスゴルフトーナメント」最終日が20日、宮城県の仙台クラシックGCで行われ、2打差5位から出た注目ルーキー都玲華が5バーディ、2ボギーの69で回り、通算13アンダーで自己最高の6位に入った。今大会は会場付近でクマの出没が確認されたため、無観客での3日間短縮競技となった。

都玲華が自己最高の6位でフィニッシュ(撮影/大澤進二)
最終18番で3メートルのバーディパットを決めると、都は両手を広げて喜びを表現した。
「ありがとう!」
同組の選手やキャディに感謝の言葉を贈り、晴れやかな笑みを浮かべた。
出だしの1番パー5でバーディを先行させると、8番パー3で2個目を奪い、前半アウトは2アンダー34で回った。後半は10、12番でボギーをたたいたが、14番以降で3つスコアを伸ばした。16番パー5では3メートルのバーディパットを沈めた。
前日の第2ラウンドはアマチュア時代も含めて自己ベストスコアに並ぶ65をマークし「100ヤード以内が安定していた。ウェッジが課題だったけど、それがよくなってきたのはよかった」と手ごたえ。最終日に向けては「やることは変わらない。狭いホールはしっかりフェアウェイに置いて、長い距離もセンターでいいや、短い距離はピンを狙っていって、それを徹底してやれれば、いい結果が出ると思う」と抱負を口にしていただけに、5月のワールドサロンパスレディスの8位を塗り替える自己最高順位は満足のいく結果となったに違いない。
都は昨年プロテストに合格したルーキーの中で最上位成績となり、最多バーディ賞(4日間で18個)とベストルーキー賞をW受賞。賞金100万円(各50万円)も獲得した。