第3回あおもりレディスは一ノ瀬優希がお母さん1勝目
2023年から始まったあおもりレディス(ステップ・アップ・ツアー11戦目/7/17~19)は、今年が3回目の開催で、会場はいずれも青森カントリー俱楽部。大会は最終日に66を出した一ノ瀬優希が13アンダーで優勝。
一ノ瀬はレギュラーツアーで2013年1勝、2014年に2勝を挙げた後、2019年にプロゴルファーの谷口拓也と結婚、その後2人の子供を授かりツアーを産休・育休していたが、2023年春からステップ・アップ・ツアーからツアー復帰していた。今回の優勝は11年ぶり、お母さんになっての初優勝となった。
「ママになっても戦えることを見せられて良かったですし、これからも私自身が見せていきたいです。また、(優勝副賞で)おいしいお米をたくさん頂いて嬉しいです」と、2児を育てるお母さんらしく副賞授与での笑顔が印象的だった。副賞のお米は、青森県産の青天の霹靂で1年分(約360キロ)。
ステップ・アップ・ツアーは今大会で前半戦の11試合が終了。ここまで10代が2勝、20代が6勝しているが、一ノ瀬を含む30代のベテランも3勝を挙げている。残り11試合はどんな選手が躍動するのか。

あおもりレディスに優勝した一ノ瀬優希、青森プロアマチャリティーゴルフに優勝した鈴木豪
青森プロアマ チャリティーゴルフトーナメントは今年4回目
青森プロアマ チャリティーゴルフトーナメント2025は、地元の有志によって地域の活性化と高校生チームの参加を通じて若手選手の育成を目的に始まった大会で、今年で4回目の開催(7/19~20)。会場は青森市内の東奥カントリークラブ。
9アンダー、63の驚異的なスコアで優勝、賞金200万円を獲得したのは鈴木豪プロ。宮城県の仙台ヒルズGCに所属し、2017年に宮城県オープン優勝歴もある40歳。
「最近、気持ちの浮き沈みがスコアに直結すると強く感じていて、常に平常心でプレーすること心掛けるようにしたらゴルフの調子がとても良くなってきました。技術面よりも、むしろ精神面がゴルフには大事だと感じています」と話した。実際、鈴木プロは今大会直前に出た太平洋オープンゴルフの予選会でも61というスコアで優勝している。今大会2位には8アンダーで地元・青森出身の古田幸希プロが入った。
青森県には、上記トーナメントを開催している青森CC、東奥CC以外にも、夏泊ゴルフリンクス、びわの平ゴルフ倶楽部、十和田湖高原ゴルフクラブなど、隠れた名コースが点在する。青森の地域貢献を含めて、一度、プレーに行ってみてはどうだろう。