タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第80回は松山英樹が新たに実戦投入している、自身の要望が反映された『タイムレス』について。
ハンドクラフトの新しい相棒

Timeless GSSSPECIALLY MADE for Hideki Matsuyama:クランク型のプラミングネックが溶接で取り付けられた、GSS(ジャーマンステンレススチール)のタイムレス。ソールにウェイトの入らないクラシカルなタイプで、非常にソリッドな印象を受ける
ストレートシャフト仕様の009Mで開幕戦を制した松山英樹が、新しいパターを投入した。
今回、松山が使い始めたのは、マット系のシルバーのボディに赤いサイトラインが入った、シンプルなデザインのタイムレスである。
フェースに刻まれた手形のスタンプは、ハンドクラフトを意味するもの。PGAで活躍し続ける松山の感覚に、キャメロン氏がハンドクラフトの繊細な作業で応えた証しと言えるだろう。
写真ではわかりにくいかもしれないが、トップライン、バックフェースのキャビティ部分、ネックやソールなどに松山の要望が反映され、スタンダードなタイムレスとは異なるシルエットのスペシャルなパターに仕上がっている。
ちなみに、このパターが撮影されたのは全米オープンの週だが、その後のトラベラーズ選手権とロケットクラシックでも、松山はこのタイムレスを使用している。
さて、このパターは、長年使ってきたエースのタイムレスを超える存在になるのか。これからの戦いを注目していきたい。
PHOTO/Yoshihiro Iwamoto、Getty Images
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
※週刊ゴルフダイジェスト7月22日号「キャメロンマニア宣言」より