LPGAツアー通算72勝し、世界ゴルフ殿堂入りも果たしたレジェンド、アニカ・ソレンスタムが2007年に設立したANNIKA Foundation。ジュニアからプロまで、女性ゴルファーを育成・支援する同団体が主催する女子ジュニアゴルフトーナメントのひとつが「アニカ・インビテーショナル・アジア presented by サーティワン アイスクリーム」だ。

レジェンド女子ゴルファー、アニカ・ソレンスタム(写真は2023年の全米女子オープン 撮影/Yasuhiro JJ Tanabe)
女子プロゴルファーのレジェンドの名を冠し、今年2月末にB-R サーティワン アイスクリーム株式会社と3年間の特別協賛契約を締結したことでも話題となった同大会が、初めて日本で開催されることが発表された。
舞台は静岡県裾野市・ファイブハンドレッドクラブ。日程は2025年10月14日(火)から17日(金)までの4日間(うち試合は15~17日の3日間)。アジア各国から選抜された女子ゴルフ界の未来を担う将来性豊かなジュニアゴルファー最大78名が集結し、54ホールのストロークプレーで競い合う。
また試合前日には、選手たちがアスリートとして、また一人の人間として成長できるよう支援するアニカによるゴルフクリニックも併せて実施する予定とのことだ。
アニカ・インビテーショナルと言えば、今季「リゾートトラストレディス」で国内女子ツアー初勝利を挙げた稲垣那奈子が2018年のアジア大会に出場し優勝。古江彩佳、笹生優花、渡邉彩香、蛭田みな美……ほかにも多数の日本人選手たちが過去出場してきた大会。

「リゾートトラストレディス」で国内女子ツアー初優勝した稲垣那奈子(撮影/大澤進二)
日本勢にとっても馴染み深いアニカ・インビテーショナルが日本で初開催されることについて、アニカは以下のようにコメントしている。
「このたび、ジュニアゴルフのイベントを日本で開催できることを大変嬉しく思います。現役時代から思い入れが強い日本に、今秋このような形で戻ってこれることを楽しみにしております。日本、そしてアジアには、大学やプロの舞台で活躍する才能ある選手が数多くいます。本大会を通じて、若い女性選手たちがコースの内外を通じて高めあい、ゴルファーとしても人間としても成長していく姿を見るのが今から待ち遠しいです」(アニカ)
同大会はANNIKA Foundationが展開する「パスウェイ・シリーズ」の大会として位置づけられ、3位タイまでの入賞者には、2026年に米国フロリダ州で開催される世界大会「ヒルトングランドバケーションズ・アニカ・インビテーショナルpresented by ロレックス」への出場権に加え、その際の旅費として1500ドルが贈られるという。
また同大会運営事務局が発表したリリースでは、2018年大会を制した稲垣那奈子へのインタビューも公開されていた。2018年大会当時の思い出、大会へ出場して得たもの、そして今後の目標について稲垣本人が語ってくれている。次ページに全文掲載するので、ぜひご一読いただきたい。