
会見に臨むロッティ・ウォード(Photo by Kate McShane/R&A/R&A via Getty Images)
ここ1カ月でアイルランド女子オープン優勝、エビアン選手権3位、スコットランドでも優勝と無敵の強さを発揮しているウォード。
ISPS HANDA スコットランド女子オープンでのロッティ・ウォードのハイライトをチェック!
Lottie Woad Full Tournament Highlights | 2025 Women's Scottish Open
www.youtube.comエビアンで3位に入ったことでLPGAツアー昇格ポイント(20ポイント)をクリア。プロデビュー戦でいきなり優勝(しかも3打差)とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
初めて獲得した賞金30万ドル(約4440万円)は「アメリカでツアーに出られるので車を買おうと思っています」というウォード。優勝候補に挙げられていることについては「やってみなければわかりませんが、ここのところいいプレーができています」
「でもみんなとても上手いので優勝候補はたくさんいると思います。誰が勝ってもおかしくありません」
デビュー戦で優勝したのは23年のローズ・チャン以来史上3人目。プレッシャーがかかる最終日も「フェアウェイもグリーンもほとんど外さなかったので正直ストレスはありませんでした。落ち着いてプレーできた」と大物ぶりを発揮。

ディフェンディングチャンピオンとしてAIG女子オープンに挑むリディア・コー(Photo by Oisin Keniry/R&A/R&A via Getty Images)
そんな新星にコルダとコーは「本当に素晴らしいプレーをしている」と大会前の記者会見で口を揃えた。
「彼女の落ち着いた態度と緊張を強いられる場面で自分のプレーを貫く姿に感銘を覚えました。年齢の割にとても成熟していています」とスコットランドで3日間一緒の組でプレーしたコルダ。
「ゴルフは自信のゲームです。好調なプレーを続けている彼女はいま自信に溢れています。だからもちろんこのメジャーでも有力候補。それにこの環境(リンクス)にも慣れている。怖い存在ですね」
昨年セントアンドリュースで全英を制覇し至福のときを謳歌したコーは「彼女のプレーについては個人的に詳しくありませんが少し見た限りではクールで落ち着いた雰囲気を持っていますね」という。
コーは10代半ばから注目を浴び天才少女と呼ばれスポットライトのなかにいる重圧を知る先輩としてウォードにどんな印象を持っているのだろうか?
「ロッティは私がはじめてツアーに出た頃より年上だし、大学(フロリダ州立大学を3年で中退)で揉まれて世間が思っている以上の経験を積んできていると思います」
「焦ったり感情的になったりしないように見えるので、どんな状況でも好プレーを発揮するでしょう」と評価した。
今季まだ優勝のないコルダ、1勝にとどまっているコー。メジャー最終戦で勢いのある若手の防波堤になることはできるのか?