女子ゴルフ界にまたもとんでもないアマチュアが現れた。イングランド出身の21歳ロッティ・ウォードが欧州女子ツアーのKPMGアイルランド女子オープンでプロに6打差をつけて圧勝。そして、先週開催された「アムンディ・エビアン選手権」で3位タイに入賞した。
画像: イングランド出身の21歳。今年の全米女子オープンでは31位タイだった(PHOTO/Getty Images)

イングランド出身の21歳。今年の全米女子オープンでは31位タイだった(PHOTO/Getty Images)

実は彼女、いま女子ゴルフ界期待の選手として注目を浴びている。フロリダ州立大の3年生で、目下50週間世界アマチュアランキング1位に君臨しており、昨年のオーガスタナショナル女子アマで優勝すると、AIG全英女子オープンでも10位に入りローアマのタイトルを獲得している。3年間で30試合に出場した大学のイベントでは5勝、トップ10入りは実に25回。ジュニア時代はほとんどの大会でトップ3を外さなかったという圧倒的な実力の持ち主だ。

KPMGアイルランド女子オープンはLPGAツアーがオープンウィークだったこともありアメリカを主戦場にするチャーリー・ハルやメジャー歴代チャンピオンのジョージア・ホールなど名だたる選手が出場しており、LPGAツアー2勝で地元アイルランドのレオナ・マグワイアの姿も。そんななかLPGAツアー2勝のマデリン・サグストロムに6打差をつけて戴冠を果たした。

世界が注目するロッティ・ウォード! KPMGアイルランド女子オープン最終日のプレーを公式YouTubeでチェック

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昨年のパリ五輪で金メダルを獲得し殿堂入りしたリディア・コーも出発点は欧州女子ツアー。13年に同ツアーのニュージーランド女子オープンを15歳で制覇し、石川遼が持っていた世界最年少優勝記録を更新。彼女はまたLPGAツアー史上5人目のアマチュア優勝も達成しておりウォードもコーに続くか注目を集めている。

今回の優勝はLPGAツアーのポイントランキングには加算されないが、「アムンディ・エビアン選手権」の実績により、LPGAが今年から採用したLPGAエリートアマチュアパスウェイ(LEAP)プログラム(成績によるポイント制度)でウォードは20ポイントを獲得。Qスクール免除でツアーメンバーの資格を獲得した。

プロ転向のタイミングはいつになるかはまだ不明だが、ウォードにはすでに大物の風格さえ漂っている。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年7月29日号「バック9」より一部加筆して掲載

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