腕と体の運動量がバラバラになるとエラーが起こる
猛暑が続いていますね。こんなに暑いと外に出るのも億劫になってしまいます。
エアコンの効いたご自宅で過ごす時間が増えると運動不足が心配ですよね。体が動かないと思ったようにスウィングできないだけでなく怪我の原因にもなってしまいます。

運動不足なときにオススメの自宅でできるボディドリルを紹介!
シンプルなストレッチも大切ですが、スウィングが良くなるような動作を習得してゴルフの上達に繋げていきたいところです。
今回は、そんな運動不足になりやすい時にこそやっておきたいボディドリルについてゴルフイラストレッスンで解説してみましょう!
体が動かないと当然そのぶん、手を使ってスウィングすることになってしまいます。このことを『手打ちスウィング』と呼んでいます。
手打ちスウィングは、腕の運動量が体の運動量よりも多い状態のことを表現しています。腕の運動量と体の運動量がバラバラだと、回転運動が適切に行われないのでクラブが軌道から外れてしまう可能性が高くなってしまいます。

手打ちをしてしまうと、腕の運動量が体の運動量がバラバラになり様々なミスにつながる
手打ちスウィングによってクラブが軌道から外れたエラーといえば、フライングエルボーや振り遅れなど多岐に渡ります。
ご本人にそんなつもりがなくても、手打ちスウィングの方は手をたくさん使っているので、スウィングの始動で手や腕が先に動いてしまいます。こうなってしまうと、始動の時点で体の回転(具体的には、腰と胸の回転)が不足して腕の運動量が勝っている状態の評価になってしまうので注意が必要です。
そんな手打ちスウィングを直すためには、腕と体の運動量を合わせることが大切です。ボールが目の前にあるとついつい手が出てしまいますから、ボールを打たずに体の動きに焦点を当ててみましょう!
ボディドリルで体と腕の運動量を合わせよう
手や腕を使ってスウィングを始めてしまうと多くの場合、右肘を引いてクラブを持ち上げやすくなってしまいます。こうなってしまうと体よりも先に右の肩甲骨が動き出してしまうので、右肩が上がり、胸が回らない体勢になってしまうので注意が必要です。
ボディドリル習得の際は、手でクラブを持たずに胸の前に当て、腰と胸を回し体を捻る動きを繰り返し体と腕の運動量を合わせましょう。ポイントはイラストA右のように前傾姿勢と背骨の軸を保ったまま回転することです。

イラストA:腕の運動量が体より多いと、右肘が引ける形になりやすい。前傾姿勢と背骨の軸を保ったまま、腰と胸を回し体を捻る動きを繰り返してみよう
ボディドリルは手軽にできるとても効果的な練習方法です。プロとアマの大きな違いは体の使い方にあります。マキロイは両手を組んで回転運動をチェックしています。
胸を回す動作は日常生活にあまりないのでボディドリルでしっかり体を回しておきましょう!