女子ゴルフの今季国内ツアー第20戦「北海道meijiカップ」初日は8日、札幌国際CC島松C(6642Y・P72)で行われたが、雷雲接近で中断後、天候の回復が見込めないためサスペンデッドとなり、71人が競技を終了できなかった。競技を終えた選手の中では39歳の横峯さくらが3バーディ、ボギーなしの3アンダー69で回り、暫定3位につけた。17ホールを終えた入谷響、14ホールを消化した森田遥が4アンダーで暫定首位。前週のAIG全英女子オープンを制覇した山下美夢有は12ホールを終了し、1アンダーで暫定21位とした。
画像: 39歳の横峯さくらが暫定3位

39歳の横峯さくらが暫定3位

横峯はアウト3組目で不動裕理、大里桃子とともにスタートし、中断前に3アンダー69でホールアウトした。その後サスペンデッドが決まると、競技を終了した選手の中では櫻井心那、山内日菜子と並んで最上位となった。

前半はすべてパーで耐え、後半13番で第2打を1メートルにつけてこの日初バーディ。続く14番は右ラフから16メートルのアプローチをチップイン。16番は8メートルのバーディパットを沈めた。

「(ボギーなしは)久しぶりでうれしいです。(ピンチは)1.5メートルくらいのパーパットが3つあったくらい。(3年)前に2位になれている大会なので(相性は)悪くないと思います」

上位に顔を出すのは今季初となる。前々週までは18試合に出場して予選落ちが7試合連続を含めて14試合あり、深刻なスランプ状態にあった。

「(今季前半戦は)最悪ですね。先週1週間空きがあったので、夫(森川陽太郎氏)と話をして試合前のクラブセッティングなどは夫が権限を持つことになりました」

39歳にして新境地を切り拓こうとしている。横峯はフェードボールが代名詞。通算23勝はフェードだけでマークしたと言っても過言ではないが、今季は森川氏との二人三脚でドローボールの修得に取り組んでいるという。

「ずっと感覚派でやってきて、ずっとドローが打てなくて。上位で戦う上でドローが必要だなと。一昨日くらいから打ち方が分かって、打てるようになった! と」

森川氏のアシストも的確なようだ。

「私よりも私のスウィングを理解していると思います。私自身もスウィングの理解度が深まったので躊躇しながら打つことはないです。ずっとスウィングで悩んでいたので、理論が分かるとそういう球も出るよねと」

この日は早速結果を出した。

「18番(パー5)の(第3打は)140ヤードくらいのアゲンストだったので、8番か7番で迷ったときに8番のドローだとしっかり前に進んでくれるので。あまりドローはかからなかったけど、ストレートでトラブルにはならなかったです」

真夏の北海道で2009年の賞金女王が輝きを取り戻せるか。

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