
39歳の横峯さくらが暫定3位
横峯はアウト3組目で不動裕理、大里桃子とともにスタートし、中断前に3アンダー69でホールアウトした。その後サスペンデッドが決まると、競技を終了した選手の中では櫻井心那、山内日菜子と並んで最上位となった。
前半はすべてパーで耐え、後半13番で第2打を1メートルにつけてこの日初バーディ。続く14番は右ラフから16メートルのアプローチをチップイン。16番は8メートルのバーディパットを沈めた。
「(ボギーなしは)久しぶりでうれしいです。(ピンチは)1.5メートルくらいのパーパットが3つあったくらい。(3年)前に2位になれている大会なので(相性は)悪くないと思います」
上位に顔を出すのは今季初となる。前々週までは18試合に出場して予選落ちが7試合連続を含めて14試合あり、深刻なスランプ状態にあった。
「(今季前半戦は)最悪ですね。先週1週間空きがあったので、夫(森川陽太郎氏)と話をして試合前のクラブセッティングなどは夫が権限を持つことになりました」
39歳にして新境地を切り拓こうとしている。横峯はフェードボールが代名詞。通算23勝はフェードだけでマークしたと言っても過言ではないが、今季は森川氏との二人三脚でドローボールの修得に取り組んでいるという。
「ずっと感覚派でやってきて、ずっとドローが打てなくて。上位で戦う上でドローが必要だなと。一昨日くらいから打ち方が分かって、打てるようになった! と」
森川氏のアシストも的確なようだ。
「私よりも私のスウィングを理解していると思います。私自身もスウィングの理解度が深まったので躊躇しながら打つことはないです。ずっとスウィングで悩んでいたので、理論が分かるとそういう球も出るよねと」
この日は早速結果を出した。
「18番(パー5)の(第3打は)140ヤードくらいのアゲンストだったので、8番か7番で迷ったときに8番のドローだとしっかり前に進んでくれるので。あまりドローはかからなかったけど、ストレートでトラブルにはならなかったです」
真夏の北海道で2009年の賞金女王が輝きを取り戻せるか。