女子ゴルフの今季国内ツアー第21戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日が15日、長野県・軽井沢72G北C(6625ヤード、パー72)で行われ、内田ことこが6バーディ、ボギーなしの6アンダー66で回り、ささきしょうこ、ペ・ソンウと並んで首位発進した。内田は7月に地元北海道で開催された「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で初優勝を果たしており、5週ぶりに早くも2勝目のチャンスをつかんだ。

「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日トップタイの内田ことこ(撮影/有原裕晶)
内田がボギーフリーの内容で初優勝したミネベアミツミ以来今季2度目の初日首位スタートを決めた。前半で3つのバーディを奪って流れを引き寄せると、後半も上がり2ホールの17番パー3は7Iで1メートルにつけて難なくバーディを奪い、18番パー4もピンまで残り140ヤードの第2打を8Iで3メートルに乗せてバーディフィニッシュした。
「今日はパターがよかったです。グリーンが結構好きなので、ラインも読みやすいですし、スピードも合っているので打ちやすいです。(このコースは)洋芝とグリーンが好きです。ティーショットは打ちづらいところはありますが、狭くもないので、いいところに打っていければと思います」
10番パー4のピンチはパットで切り抜けた。第1打が右の林の中に入り、第2打はフェアウェイに出すだけ。第3打が50ヤード残ったが、3メートルのパーパットを沈めた。16番パー5もバンカーからの第3打を奥の林に打ち込み、第4打は100ヤード残ったが、これをベタピンにつけてしのぎ切った。
【内田ことこ】どんなライでもブレないスイング | ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ
www.youtube.com初優勝の際は強烈なつま先下がりのライからバランスを崩さずにフルショットした動画もSNSで話題になったが、今週も4アンダー7位タイまでに17人がひしめく混戦模様とはいえ、早くも2勝目のビッグチャンスだ。
「あんまりショットが調子よくないので、そんな(優勝の)予感はしていないです」
謙虚な言葉に闘志を込めた。