またもシェフラーがタイガー・ウッズと並び称される記録を打ち立てた。2年連続でシーズン5勝以上を挙げたのは06&07年のタイガー以来の快挙(ちなみにタイガーは05年も5勝以上なので3年連続の記録を持つ)。

PGAツアープレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」を制したスコッティ・シェフラー
しかし1メートル弱のウイニングパットを沈めてもガッツポーズなし。当たり前のようにボールをカップから拾い上げるとそれをポケットに突っ込んだ世界No.1。妻と愛息子に出迎えられてようやく笑顔が溢れた。

妻と息子に出迎えられ笑顔を見せるシェフラー
マッキンタイアがバーディを獲れず苦しむなかシェフラーの圧勝かと思われたが8番では1.5メートル、12番で寄せワンに失敗。14番では5メートルから3パットを叩き後続にチャンスを残した。
しかし17番パー3で左のラフに外しながら25メートル以上あるアプローチがジャストタッチでカップに吸い込まれバーディを決めて勝負あり。マッキンタイアに2打差をつけ勝ち切った。
長年の相棒である帯同キャディのテッド・スコットが家族の事情で先週の最終日以降シェフラーのバッグを担いでいない。
今週はジョージア大学出身でアマチュア時代に優勝経験もあるマイケル・クロミーが代役を務めた。彼は前週のフェデックス・セントジュード選手権で惜しくもトップ50入りを逃したクリス・カークの帯同キャディ。

長年の相棒テッド・スコットの代役としてマイケル・クロミー(右)が帯同キャディに。写真は勝利を決め喜びを分かち合うシーン
「マイケルは素晴らしいキャディ。試合が始まる前に水分補給はどういうタイミングがいい? とかいつ食べたくなる? とか細かいことを聞かれました。些細なことを注意深く全力でやって助けてくれるのが良いキャディ。本当に心強かった」とシェフラー。
トップ30争いは一時二桁アンダーまで伸ばし優勝を狙える位置にいたファウラーが14番と15番でボギー、ダブルボギーを叩いて後退。結局7位タイに終わりポイントランク32位でツアー選手権進出を逃した。
ホールアウトした時点では圏外かと肩を落としたアクシャイ・バティア(BMW選手権は26位タイ)がギリギリ30位に踏みとどまり次週にコマを進めた。
松山英樹は前半31でリーダーボードを駆け上がったが後半42を叩いて26位タイに止まったがポイントランクの順位は2ランクダウンの23位で11回目のツアー選手権出場を決めた。
撮影/岩本芳弘
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