
グラファイトデザインが「日本アマチュアゴルフランキング」のネーミングライツを取得
同ランキングは2012年に日本ゴルフ協会(JGA)が、14年世界アマチュアゴルフチーム選手権や16年リオデジャネイロ五輪での金メダル獲得を目標に創設。R&Aが制定する世界アマチュアランキングを参考にしたランキング制度だ。
「現在のナショナルチームは、アマチュアランキングの上位者から我々が選考して入ってもらっています。また、上位に入ることが、ナショナルチームに入るだけではなく、いろんな方々のサポートを得たり、あるいは自分の価値を上げる、自分の立ち位置を評価するといった意味で、非常に皆さんから重要視されているランキングです」と山中博史JGA専務執行役がその意義を語る。
また、グラファイトデザインはツアープロへのサポートというイメージが強いメーカーだが山田拓郎代表取締役社長いわく、「次世代を担い、世界に羽ばたいていくゴルファーに少しでも協力をしたい、少しでも彼らの力になりたいという思いは長年持っておりました。そこへJGAさんからの提案を受けてジュニアが世界に羽ばたいていく一助になるのであれば、ぜひやらせていただきます」(山田社長)と快諾したという。
ちなみに今回同社がネーミングライツを得たことでゴルフ界にどんなメリットがあるのか。
「これで日本のアマチュア選手たちが世間の注目を集めて、このランキングがアマチュアゴルファー、とくにジュニアゴルファー、そして学生ゴルファーのより一層の奮起に繋がってもらえればと思います」と、池谷正成JGA会長。
また、山中専務執行役によると、ナショナルチームの考え方として「道具を知ること」も大事だという。
シャフトフィッティングなどを通じて最適な道具選びをサポートすることも考えられる。なお、ランキングの新しい名称は未定。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年9月2日号「バック9」より