全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター吉田朋広氏が注目するギアを徹底検証・解説する企画。今回はブリヂストン
「BX2HT」と相性のいいシャフトを調査!

ブリヂストン BXシリーズ 「BX2HT」シャフト検証

ブリヂストンのメインブランドBシリーズが「BXシリーズ」として2年ぶりにモデルチェンジしました。既に「完成度が高い」と高評価で、日本人のゴルファーに特化した設計が特徴です。新しい「BX」シリーズは、プロのフィードバックを基に、Bシリーズの特性を継承しつつボールスピードアップを実現。ドライバーヘッドはメイン3モデル(BX1 LS、BX1、BX2 HT)とフィッティング専用モデル(B-Limited BX1★TOUR DRIVER)の計4モデルを展開します。

画像: 今回はブリヂストン「BX2 HT」に合うシャフトを検証していきます

今回はブリヂストン「BX2 HT」に合うシャフトを検証していきます

今回は最も販売数量の多い「BX2 HT」に焦点を当て、メーカー純正シャフトとメーカー推奨カスタムシャフトのマッチングを検証します。

メーカー純正シャフトのラインナップ

Diamana BS50

メーカーカタログには幅広いゴルファーにフィットするオールラウンドな中調子シャフトとあり、フレックスはR、SR、Sの3フレックスが用意されています。

フレックス重量トルク調子振動数
R51グラム5.4中調子206CPM
SR53グラム5.4中調子215CPM
S55グラム5.4中調子225CPM

SPEEDER NX BS50W

メーカーカタログにはシャフトが加速してヘッドスピードがアップする先調子となっています。 フレックスはSフレックスの1種類です。

フレックス重量トルク調子振動数
S53グラム5.4先調子242CPM

※テストクラブは「BX2 HT」。ロフト角は9.5度、長さは45.5インチ、ヘッド重量は194グラム(スリーブ無し)

メーカー推奨カスタムシャフトは2モデル

TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50

重量トルク調子振動数
53グラム5.2元調子260CPM

SPEEDER NX GOLD 50

重量トルク調子振動数
53.5グラム4.6元調子255CPM

各シャフトの検証結果

それでは各シャフトの試打検証をしていく。

◆Diamana BS 50Ⅱ(R)

Diamana BS 50Ⅱ(R)は先端が大きく動き、グリップ下からしなる中調子のシャフトです。高打ち出しでボールのつかまりが良く、キャリーが出しやすいマッチングになっています。ヘッドスピード38m/s以下のスインガータイプに最適で、BX2 HTのヘッド性能と合わせて簡単にキャリーボールが打てます。

画像: Diamana BS 50

Diamana BS 50

◆Diamana BS 50Ⅱ(SR)

Rよりも手元がしっかりし、中間から先が大きく動くシャフト挙動のDiamana BS 50Ⅱ(SR)です。先端のしなり戻りが良く、ボールを簡単にとらえ、フェースが開かずにヒットできます。ボールのつかまりが良くドローが打ちやすいですが、過度に左に巻き込むことなくドローコントロールしやすい印象です。ヘッドスピード40m/s以下のスウィンガータイプに非常に使いやすいシャフトです。

◆Diamana BS 50Ⅱ(S)

SRより10CPM硬く、剛性感が増しています。先端のしなりはやや抑えられ、つかまりをアシストしつつ、動きを抑える印象です。打ち出し角も1度程度低くなり推進力がアップします。ヘッドスピード42m/s以下のスウィンガータイプに推奨しますが、切り返しが強い方や打ち込み型では弾道がブレる可能性もありますので、注意が必要です。

◆SPEEDER NX BS 50 W(S)

SPEEDER NX BS 50 W(S)は先調子で、高弾道・高つかまりの設定になっています。手元がしっかりし、先端に動きがある先調子らしいフィーリングです。潰れ感がなくインパクトエリアでのスピード感があり、先端の動きも過度でなく確実にとらえやすい印象です。吹け上がらず、安定感のあるつかまりは、幅広いヘッドスピードの先調子系ゴルファーにあうでしょう。

画像: SPEEDER NX BS 50 W(S)

SPEEDER NX BS 50 W(S)

◆TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50

9月5日発売の三菱ケミカル新型TENSEIです。1K補強材を採用した元調子シャフト(振動数260CPM)。オリジナルのSシャフトでカバーしきれないゴルファー向けです。高弾道・ドローバイアスの「BX2 HT」に装着すると、アスリート系元調子らしい剛性感があり、中間から先のしなりは少ないスッキリしたフィーリングです。軽量な53gで振りやすく、高弾道設計のヘッドでも弾道は抑えられ、前へ進む推進力があります。バックスピン量も適度に抑えられ、ヘッド特性でドローボールが打てます。

画像: TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50(上)とSPEEDER NX GOLD 50(下)

TENSEI PRO BLACK 1K CORE 50(上)とSPEEDER NX GOLD 50(下)

SPEEDER NX GOLD 50(S)

9月4日発売のフジクラ新製品(53.5gの中調子)。手元剛性が高すぎず、切り返しやすくレスポンスが良いです。中間から先にかけて安定感があり、ヘッドをスムーズに運び、厚くボールを押し込むイメージで高いボールスピードを実現します。ドローバイアスの「BX2 HT」と組み合わせても左に巻き込まず、安定感のあるつかまりです。弾道も一段下がり、力強い弾道が印象的です。ヘッドコントロールもしやすく、弾道打ち分けも可能。「BX2 HT」とのマッチングが非常に良いので、販売店でぜひ試打をしてみてください。

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