
ルーキーの都玲華はサンドセーブ率2位を誇る
都の前週までのサンドセーブ率は58.9744。2回に1回以上はバンカーから2打以内で上がっているわけだ。今大会の「モンスターバンカー」攻略については「あれは毎年練習しているけど、58度で打って高さは出ても距離が足りないので、52度で打っていたと思う。今年から(クラブセッティングを)54度に換えたので、なんか54度でちょうどいいんじゃないかと思っています。まだ打っていないけどイメトレ(イメージトレーニング)では成功しているから、たぶんいけます(笑)」と感想を口にした。
そんなバンカー巧者も元々は砂が苦ってだったというからちょっと驚きだ。
「元々全然得意じゃなくてむしろ苦手だった。だって簡単なやつも全然寄らない感じだったんです」
苦手克服のきっかけは今年の春に石井忍コーチとともに外国人のアプローチ専門コーチの手ほどきを受けたことだった。
「そのときに自分がすごく難しい打ち方をしていたと知って、バンカーも習って、そこからものすごくよくなりました」
では、サンドセーブ率2位になっている打ち方とは?
「シンプルにやるのがいいです。私はアドレスが悪くて思った球とか全然打ててなかったので、アドレスを見直しました」

左足体重がバンカーの秘けつや名物バンカー攻略法を語る都
都によると、元々はスタンスはオープンで体重も左にかかっていなかったという。
「ものすごいオープンでこうやって(右体重で)構えていた。で、なんかこう切っちゃって(カット打ち)たから、もうなんかね…」
で、今の構え方は?
「今はレギュラーな感じで足を開くことはなくなって、真っすぐに振っています。フェースは少し開いて(バウンスが使えるようにして)います。体重は左足にかけています」
距離の打ち分けは?
「54度とかピッチングとか48度とかを使い分けてます。飛ばしたいときも58度で頑張らずに変えていくことを学びましたね。なんか思考もやっていることもシンプルになりました」
今週は17番だけでなく、18番も難易度の高いバンカーが待ち受けているが、都ならスイスイと乗り越えていきそうだ。