男子ゴルフの今季国内ツアー第14戦「ロピアフジサンケイクラシック」最終日が7日、山梨県・富士桜CC(7424ヤード、パー70)で行われ、10位から出た杉浦悠太が16番パー3のホールインワンによる1イーグル、6バーディ、1ボギーの7アンダー63の猛チャージで2位(賞金825万円)に食い込んだ。16番では竹安俊也もエースを決めており、杉浦と竹安はキャディ贈呈分の10%(100万円)を除いた900万円を分け合う形で各450万円を獲得した。

ホールインワンを獲得し杉浦悠太(写真は大会提供)
杉浦が価値あるエースを成し遂げた。
この日の16番はピンまで実測96ヤードの設定で使用クラブは58度のウェッジだった。
「バックスピンで戻ってくれればいいなと思って打ったんですけど、本当にピンのところまで戻ってきてくれて、狙い通りでした。落としたいところよりは若干奥くらいですけど、そのぶんスピンがかかって戻ってきてくれた感じです」
入った瞬間は足が震えるくらい興奮したという。
「その瞬間は鳥肌が立ちましたけど、優勝争いもあったので、ホールインワンのことは忘れていないですけど、いったん置いておいて、そっち(優勝争い)に集中できたと思います。(入ったときは竹安の達成を)知らなかったので、そう(賞金は1000万円だと)思っていました」

63をマークしベストスコア賞も獲得(撮影/姉崎正)
この日は63の大爆発でベストスコア賞(30万円)も獲得したが、やはりV逸の悔しさのほうが勝った様子。
「63は自信にはなりましたけど、プレーオフくらいあるかと思っていたので悔しいです。これだけ難しいコースで最終日にこのスコアを出して届かなかったらしようがないかなと。昨日までのプレーでなんとかするしかなかったかと思います。次も優勝へ向けて頑張りたいですね」
次は優勝賞金でビッグマネーをつかみ取る。