ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はアルファロメオ『ジュニア』!

イタリアの赤い悪魔が本気になった!

画像: フルEVと同時にハイブリッドの『ジュニア』

フルEVと同時にハイブリッドの『ジュニア』

なにかというとEVばかり出してきた昨今の欧州ブランド。しかしここに来て風向きが変わってきました。相変わらずバッテリーEVも多いのですが、同時にハイブリッド仕様の併売も増えてきたのです。なかでも日本でも人気のセクシーなイタリアンブランド、アルファロメオに注目で、先日、突如として日本最適サイズの電動コンパクトSUVを出してきました。それもフルEVと同時にハイブリッドまで。それが新型ジュニアです。

どこがいいってまずはサイズ感。全長が4.2m弱と本当にお手頃。全幅も輸入車では常識の1.8mを切りますし、全高も1.6m以下。トヨタヤリスクロスやVWTクロスにも近い実に使いやすいサイズ感なのです。

これは現在アルファロメオを擁するステランティスグループがコンパクトを得意とするフィアットやプジョー、シトロエンも抱え、この手に強いから。事実、ジュニアは既存フィアット600と同じCMPプラットフォームを使用。バッテリーEVのジュニアエレットリカとマイルドハイブリッドのジュニアイブリダが選べ、特にイブリダがいいんです。

スタイリングはアルファロメオらしく大胆。全幅1.8m以下とは思えないワイドフォルムで、抑揚あるフェンダーとつり上がった3連LEDライトが印象的。内装は10.25インチデジタルメーターや革調ステアリングに加え、ハイブリッド最上グレードのスペチアーレには、上質なスエード生地がインパネやバケットシートにも使われています。

肝心の居住スペースは、身長175cmの小沢がフロントはもちろん、リアシートに普通に座れて十分。一方、ラゲッジ容量はハイブリッドが415ℓ、EVが400ℓと十分なのですが、横のえぐれが控えめでキャディバッグ搭載はゼロ。ただし背もたれを倒せば3本はいけます。

気になる走りはベースのフィアット600が正直ブカブカ気味だったので期待薄でしたがビックリするほどの剛性感。アルファロメオ用にブラッシュアップされており、100kWの1.2ℓターボ+モーターの加速もシステム出力145psと悪くありません。すごく速いわけではないですが、WLTCモード燃費23.1㎞/ℓは予想以上で実力はなかなか。400万円台から買えるお手軽イタリアンSUVとして注目なのです。

撮影車種/アルファロメオ ジュニア イブリダ SPECIALE
全長×全幅×全高/4195×1780×1585mm
メーカー希望小売価格/533万円~

撮影/望月浩彦 
撮影協力/カメリアヒルズカントリークラブ

※週刊ゴルフダイジェスト9月23日号「コージ中」より

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