「ソニー日本女子プロ選手権」の初日が11日、茨城の大洗GCで開催。午前組のスタートで2アンダー暫定8位タイと好スタートを切った青木瀬令奈。正確なティーショットが求められるメジャーセッティングで「フェアウェイを外したのは3回」。そんなツアー屈指のドライバー巧者のスウィングを練習日に秒間120コマで激写した。

ソニーのデジタル一眼カメラ「α9Ⅲ」で撮影した青木瀬令奈のインパクト(撮影/岡沢裕行)
「ソニー」(特別協賛)のデジタル一眼カメラ「α9Ⅲ」は1秒間に120コマを高速連写で撮影できる。スマホや一般のカメラで撮影できないゴルフスウィングの瞬間の世界。スタンス幅の間だけでも3コマピックアップ可能な技術だ。ボールをどのようにとらえているか、体とクラブの動きがしっかり見て取れた。

青木のインパクトの瞬間(撮影/岡沢裕行)
青木のキャディをつとめた大西翔太コーチがインパクトの瞬間について解説してくれた。
「インパクトでフェースが開いているか閉じているか、ここまでの瞬間は動画では追えないですよね。ボールの当たった位置までよくわかるのがいいです。インパクトの瞬間を見たいので、このソニーさんのカメラは私もほしいです」
動画では見られないスウィングの瞬間をシャープなカットで見られるのはコーチにとって大きなメリットだ。コーチとしてチェックするポイントは……。
「インパクトです。この写真ではヘッドの少し上っ面に当たっている感じですね。ハンドファーストがこれくらい、上体は右に側屈して、下半身は左足体重に乗れているか、上半身と下半身の動きを同時にチェックします。その瞬間を明確に見られるのがいいですね」
瞬間でボールをとらえるプロゴルファーの技術もすごいが、シャッターにその瞬間を切り取るカメラの技術が進化していた。