
石川遼(左)、中島啓太(右)の参戦が新たに発表された(撮影/岩本芳弘、姉崎正)
PGAツアーアジア太平洋社長のクリス・リー氏は会見でベイカレントクラシックを「世界に日本のゴルファーをお披露目するチャンス。是非(日本人選手に)活躍して欲しい」とエールを贈った。
ザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワ、アダム・スコット、ウィンダム・クラーク、ゲーリー・ウッドランドら名だたるメジャーチャンピオンに加え世界各地から「ゴルフファンの興味をそそる物語を持つプレーヤーたちがやってきます」(リー氏)
岩井ツインズ同様海外で話題をさらうデンマーク出身のニコライ&ラスムス・ホイガードツインズがやってくるのも楽しみの1つ。韓国からはイム・ソンジェ、キム・シウーを含むトップが来日する。
日本勢は松山英樹を筆頭に今年PGAツアーでルーキーイヤーを過ごした金谷拓実、DPワールドツアーに参戦する中島啓太、世界的に知名度が高い石川遼、海外進出の機会を伺う蟬川泰果らが参戦する。

左から松山英樹、金谷拓実、蟬川泰果。この3名も既に参戦を表明している(撮影/岩本芳弘、姉崎正)
中島はDPワールドツアーのポイントランク現在14位でシーズン終了までにその位置をキープすればPGAツアー昇格が決まるが、その前にここで優勝すれば今後の成績に関わらずPGAツアー2年シードの夢が叶う。
中島は「Baycurrent Classic Preseted by LEXUS に出場できることに感謝いたします。1年ぶりに⽇本で戦えることにワクワクしており、⾃分らしいゴルフで結果を残したいと思います。応援してくださる皆様に良いプレーをお⾒せできるよう全⼒で臨みます」と意気込みを語る。
今シーズンはトップ10が遠い石川だが「調子はそこまで悪くわけではない」と語っておりベイカレントが復活の兆しを掴むきっかけになるかもしれない。
大会の新たな試みとして注目なのが“松山英樹アマチュアチャレンジpresented by LEXUS“。世界アマチュアランキング上位8名と日本アマチュアランキング上位8名がベイカレント本戦の出場権を懸けて激突。松山の名前を冠した試合の優勝者が最高峰の舞台に立てるという画期的な企画だ。
昨年まで国内唯一のPGAツアーとして開催されてきたZOZOチャンピオンシップのあとを継ぐベイカレントクラシックの知名度はまだ低い。
リー社長はいう。「ZOZOが築き上げてきた実績に敬意を表します。本当にお疲れ様でした。ベイカレントははじまったばかりですができる限り長く続けられるように全力を尽くします。これが日本で刻むPGAツアーの歴史の第2章」
「東京に近い横浜で開催されるのは我々にとってアドバンテージ。週末だけではなく4日間を通して多くのギャラリーを集めたい。ゴルフ界の発展に繋がれれば幸いです」
いま新しい歴史の1ページがはじまる。