25年シーズン6勝目、通算19勝目を挙げたスコッティ・シェフラー（写真はBMW選手権最終日、撮影/岩本芳弘）
司会者:皆さん、こんばんは。プロコア選手権優勝者であり、世界ナンバーワンのスコッティ・シェフラー選手をお迎えします。スコッティ、PGAツアー19勝目、今シーズン6勝目、そしてカリフォルニア州での初優勝おめでとうございます。優勝後の今の気持ちは？
スコッティ・シェフラー:ええ、良い気分です。全体的に、ライダーカップに向けて良い準備の一週間でした。
トーナメントに関しては、4日間を通して良いプレーができました。特に週末はそうでした。週が進むにつれてゲームが良くなったと感じていますし、土曜日と日曜日は本当に良いゴルフができたので、ここに座っていることができています。
司会者:終盤に向けてのあなたのプランは何でしたか？ そして、今日はいつ頃からラウンドの調子が上がってきたと感じますか？
スコッティ・シェフラー:僕のプランはバーディをいくつか獲ろうとすることでしたが、コースは終盤にかけて本当に難しくなります。風が吹き始めて、少し渦を巻き始め、グリーンもかなり難しくなります。傾斜がたくさんありますし、午後のポアナ芝はいつもタフです。しかし、全体的に良い仕事ができたと思います。今日はボギーを一つだけ叩きましたが、12番と15番でバーディを奪ってすぐに立て直しました。18番ではバーディが必要だと感じましたが、幸いにもパーで十分でした。
Q:ここで優勝できたことは、あなたにとって、そしてライダーカップチームのチームメイトにとって、どれほど大きな一週間でしたか？ 予選を通過しただけでなく、リーダーボードに載って良いプレーをしたライダーカップの選手がたくさんいた中で、ベスページ・ブラックに戻るための勢いになりますか？
スコッティ・シェフラー:ええ、チームメイトがリーダーボードにいるのを見るのは間違いなく良かったです。（1打差の2位に終わった）ベン（・グリフィン）とは今日、良い戦いができました。おっしゃるように、良い準備の一週間でしたし、選手たちは間違いなく今週もシャープな状態を保っていました。
僕は常に、トーナメントに臨む準備にできる限り集中しています。それが僕に自信を与えてくれるものです。ライダーカップに向けて、可能な限り最高の準備ができていると感じていますし、僕たちは皆、トーナメントが始まるのが楽しみです。ニューヨークで3日間、競い合い、楽しむことができます。誰もがそれを楽しみにしています。
Q:その続きですが、ベスページに向けての準備として、この一週間で望んでいたものを得られたと？
スコッティ・シェフラー:ええ、もちろんです。それをどう詳しく話せばいいか分かりませんが、間違いなく良い準備になりました。選手たち全員が一緒にいられたのは良かったです。週の初めには楽しい時間を過ごし、一緒に練習ラウンドをしました。トーナメントが始まれば、僕たちにとってはほとんどいつも通りの仕事ですが、全体的に素晴らしい一週間でした。皆で一緒にいられて、シャープな状態を保つことができました。
Q:カリフォルニアでの初優勝についての冗談は、もちろん軽いものでしたが、あなたはそういう小さなことをモチベーションにしたり、達成したいと思ったりすることはありますか？
スコッティ・シェフラー:僕は物事をできるだけシンプルにしようとしています。カリフォルニア州で一度も優勝したことがないなんて知りませんでした。それについて特に悩んだことはありません。オレゴン州やワシントン州でも勝っていないと思います。皆さんの仕事は、何か書くことを見つけることだと思いますし、それは僕にとっては良いことです。僕はそれに関わらないようにしています。毎週を個別に捉えています。
ここは、初めてプレーするゴルフコースで、かなり挑戦的なコースでした。最初の2日間はトーナメントに留まる良い仕事ができ、この位置にいるために最後の2日間は本当に良いゴルフができました。
Q:ベンが辛いフィニッシュを迎えた時、彼と何か会話を交わしていましたね。ここ2カ月間で、彼のように良いプレーをし始めた選手がいて、彼がチームの一員になるかもしれないと突然気づいた時、「ああ、もっと彼のことを知る必要があるな」と、何か努力をしなければならない、というようなことはありますか？
スコッティ・シェフラー:もし彼がツアーにきたばかりの新人だったら、間違いなくそういう側面はあったでしょう。しかし、ベンはジュニアゴルフ時代からたくさん一緒に過ごしてきた男です。ジュニアやアマチュアゴルフで、一緒に練習ラウンドをしました。彼は長い間、僕の仲間です。
ツアーは、時々、小さな移動式労働団体のようなものだと感じます。僕たちは毎週同じ選手に会います。一緒に国や世界を旅することもあります。良い時間を過ごします。時々、そのように感じます。
僕には、世界で最高の親友が何人かこのツアーにいますし、ここにいる多くの選手のことを本当によく知っていると感じています。ですから、チームルームに、僕たちがよく知らない選手が入ってくることは非常に稀でしょう。なぜなら、僕たちは毎週お互いに顔を合わせているからです。
もし選手が……通常、チームに入れるほど良いプレーをしているなら、チームに入れるほど良いプレーをしている他の選手たちと多くプレーすることになります。一年を通して、ほとんどの場合、優勝争いに加わっていない選手がチームに入ることは、かなり稀でしょう。
Q:その話は少し変わりますが、前回のホームでのライダーカップ、あなたのデビュー戦で、ベンが住宅ローンのオフィスで退職書類を書いていたのに、今彼がここにいることをどう思いますか？
スコッティ・シェフラー:ベンはいつも、自分がここにいるという信念を持っていたと思います。彼がどれくらい長い間、会計士か何かをやっていたか知りませんが。彼が何だったのか分かりませんが。
Q:住宅ローンの担当者です。
スコッティ・シェフラー:住宅ローンの担当者でしたね。ベンと話すと、彼はたくさんの自信と、自分自身を信じる力を持っている男です。それが、彼が僕たちのライダーカップチームの一員であることが好きな理由です。
おっしゃるように、そう考えると少し奇妙なことですね。言ったように、僕はベンと一緒に育ちました。彼はいつも、ここにいるだけの才能を持っていました。僕が知っている限り、彼は常に素晴らしいパッターでしたし、ボールストライキングも本当に良くなり、スピードも上がりました。
ベンはいつも、たくさんの努力をしてきて、常に改善しようとしている男です。彼は自信を失ったことがありませんし、今年のライダーカップチームの大きな部分を担ってくれるでしょう。そして、今後も多くのチームの一員になるでしょう。
Q:今ツアーで19勝ですね。ベン・クレンショー、アーニー・エルス、トム・カイトも同じ勝利数です。彼らのグループにあなたの名前が並ぶことには、どのような意味がありますか？
スコッティ・シェフラー:ええ、ベンとトム・カイトは素晴らしい人たちです。どちらもテキサス大学出身です。彼らと同じ立場にいられるのは、いつも楽しいことです。彼らは僕が憧れてきた人たちで、アーニーもそうです。アーニーはプロになってからずっと僕に良くしてくれています。
長い間憧れてきた人たちと同じ領域にいるのは、かなり奇妙なことです。ええ、この数年間は良かったです。トロフィーを持ってここに座っていられて、非常に幸運だと感じています。厳しい戦いの一週間でしたし、彼らのような名前と一緒に言及されるのは、間違いなく幸運なことです。
Q:スコッティ、ナパ、シルバラード、この地域に来て、今週を過ごし、この大きな、大きな観客の前でプレーするのは、どのような感じでしたか？ 彼らがこれまで経験した中で最高のフィールドで、最高の週だったと思います。ナパでの今週を総括すると？
スコッティ・シェフラー:おっしゃるように、観客は素晴らしかったです。彼らからたくさんのサポートを感じました。たくさんの歓声がありました。木曜日と金曜日は、僕たちのグループがコースの一つのエリアにいて、たくさんの人々がそこにいました。観客の前でプレーできるのは本当に楽しかったです。「USA」コールもたくさん聞きましたし、ライダーカップでの幸運を祈る言葉もたくさん聞きました。
ナパに関しては、ワイナリーにはあまり行きませんでしたが、国の美しい地域です。カリフォルニアは素晴らしいです。ここに来るたびに、とても好きになります。コースでも素晴らしい一週間を過ごしました。ええ、全体的にとても楽しかったです。
Q:そして、ジャック・ニクラス、ジョニー・ミラー、ベン・クレンショーといった、60年代に遡る素晴らしい優勝者たちのリストに、あなたの名前が加わることには、どのような意味がありますか？
スコッティ・シェフラー:ええ、ああいう人たちと同じように言及される時はいつでも、それは良いことです。言ったように、今週は4日間、厳しい戦いでしたし、トロフィーを持ってここに座っていられて幸運です。
Q:あなたは常に、「今この瞬間に集中する」ことについて話していますが、ラウンド中にフットボールのスコアをチェックしたことはありますか？
スコッティ・シェフラー:トーナメントのラウンド中ですか？いいえ。家でのラウンド中なら？
Q:それはカウントしません。
スコッティ・シェフラー:ほとんどいつもです。今日はティーオフする前にカウボーイズの試合をかなり気にしていました。最後に見た時は、延長戦で残り2分半のところでパントを蹴っていました。最後に聞いた話では、僕たちが勝ったそうです。コースで何人もの人からそう聞きました。もし彼らが嘘をついていたら、僕は少し腹が立つでしょうね。彼らが真実を言っていたかどうか分かりませんが。
Q:1年後ですね。この大会のタイトルを防衛するために戻ってきますか？
スコッティ・シェフラー:1年後のことなんて、明日のことさえほとんど分かりません。選手権を防衛する機会があるのは常に良いことですが、その時が来たら考えなければなりません。僕はそのことについては一貫しています。確実にプレーすると分かっていない限り、トーナメントに出場すると約束するのは好きではありません。一度約束した後で、トーナメントを辞退するのは良い気持ちではありません。
Q:今後、プレジデンツカップも同じ時期の9月下旬にあるので、この大会が米国チームにとって恒例になる可能性はありますか？
スコッティ・シェフラー:過去のチームイベントの経験からすると、シーズンの終わりから、プレジデンツカップやライダーカップといった最大のイベントまで、これほど長い休みがあるのは奇妙です。これらは僕たちアメリカ人にとって非常に大きなもので、誇りを持っています。シーズンの終わりから巨大なチームイベントまで、4、5週間の休みがあるのは本当に奇妙だと感じています。
だから、シャープな状態を保つことは常に僕にとって重要ですが、シーズンの終わりに休養を取ることも重要です。一年を通して、競技ゴルフをプレーし、優勝争いに加わっていると、肉体的にも精神的にもかなり消耗します。
だから、休養とチームイベントの準備のバランスはあります。しかし、今回のライダーカップに向けて、僕たちの準備として、今週ここに来てプレーすることは必要なことでした。言ったように、僕たちは皆、ベスページに行く準備ができていると感じていますし、その週が始まるのを楽しみにしています。
Q:このスケジュールの時期について（聞き取れない）？
スコッティ・シェフラー:今年の初めに話し合ったことです。ベスページに偵察旅行に行くか、ここに来てこのイベントでプレーするか、というアイデアを検討しました。選手全員が今週ここに集まり、競技ゴルフをプレーして、シャープな状態を保つことのほうが、より価値があると感じました。
僕にとって、家での練習と、トーナメントで真剣勝負をするのとは違いがあります。特に、マッチプレーやベストボール、オルタネートショットなど、慣れていないフォーマットをプレーするチームイベントに臨む時は、シャープな状態を保つことがさらに重要だと思います。
Q:（マイクなし）
スコッティ・シェフラー:優勝争いですか？ ええ、僕は、競技者として、そういう瞬間のために生きていると思います。それが一番楽しいんです。15位でフィニッシュするのは、時々、あまり面白くありません。
Q:（マイクなし）
スコッティ・シェフラー:トーナメントで勝つチャンスがある終盤に来るほうが、ずっと面白いです。非常に楽しいことです。ベンと僕は今日、素晴らしい戦いをしました。今週、僕が勝者になれて幸運でしたが、彼は立ち直るでしょう。彼が数週間後に僕のチームにいてくれるのが楽しみです。彼と対戦しなくて済むのが楽しみです。
司会者:最後の質問は？
スコッティ・シェフラー:なぜダグには最後の質問が5つもあるんだ？
Q:（マイクなし）週末に向けて、メンタル面で何か変わることはありますか？
スコッティ・シェフラー:メンタル面で何か変わること？ 特にありませんが、アプローチは少し違います。5、6打差でリードしている時は、あまり深く考える必要はありません。僕がやったのは、最初の数ラウンドを評価し、何が良かったか、何が改善できたかを考えることでした。最初の数日間よりも、週末は辛抱強く、そして集中できたと思います。
司会者:完璧です。質問は以上です。改めて、おめでとう、スコッティ。
