ピンゴルフからニューアイアンi240が登場した。最初に目に留まるのがバックフェースのデザイン。前モデルのi230からガラッと変わり、プロモーションでも〝美キャビティ〟と謳っている。このスタイリッシュな外観とともに、どんな性能のアイアンへ進化したのか? どんなゴルファーに合うのか? ギアに精通する今野一哉プロとi240アイアンを探った。

i240の5Iも
打ってみた

冒頭で、「i240のヘッド内部に入るCTPエラストマーの大きさは、番手別に最適化されている」と説明したが、5Iの性能がどうなのか? 気になるところ。i240の5Iを今野プロが追加試打した。

「5Iをアドレスして気づくのは、ソールの後ろ側(トレーリングエッジ側)が見えないという点です。やさしい系のアイアンは構えた時にこの部分が見えてユーティリティ的な印象になるのですが、i240はそれがなく、一貫してオーソドックスなアイアンらしい顔です」

「5球打ちましたが、一番飛ばなかったのが191.2ヤードで、最も飛んだのが201.1ヤード。つまり5球とも10ヤード以内のエリアにまとまりました。5Iで、この前後距離の安定感は特筆です。この番手になるとユーティリティを入れる人が多いと思いますが〝アイアンが好き〟〝UTやショートウッドは高く上がって、かえってバラつく〟という人はi240で5Iからのセッティングもアリかもしれません」

画像: i240の5Iを試打した今野プロ。「普通に打つと高い球になる。HSが速くなくても十分に上がります。ソールの抜けもかなり良いです」(写真/有原裕晶)

i240の5Iを試打した今野プロ。「普通に打つと高い球になる。HSが速くなくても十分に上がります。ソールの抜けもかなり良いです」(写真/有原裕晶)

ボール初速(m/s)打ち出し角(度)スピン量(rpm)弾道頂点(Y)キャリー(Y)トータル(Y)ヘッドスピード(m/s)
i240 5I(1球目)58.116.8565037.4186.9197.140.8
i240 5I(2球目)58.815.4603036.3187.4196.841.1
i240 5I(3球目)57.420.0580041.7181.5191.240.2
i240 5I(4球目)58.415.0545035.3189.9201.140.8
i240 5I(5球目)57.917.4580238.3184.6194.440.6

ひと通りの試打を終えた今野プロから。「i240は100切りを目指す人にピッタリですし、ゴルフ歴が長く、かつての精度と飛距離を取り戻したい、という人も試してほしいアイアンです」とまとめてくれた。

i240はツアープロも使える
やさしいアイアン

最後に、プロツアーでの使用について調べてみた。

男子プレーヤーでは飛ばし屋の蟬川泰果プロが4I~PWをi240に丸ごとスイッチ。海外の試合に出場した時にトップ選手が寛容性の高いキャビティアイアンを使っているのを見て興味を持っていたところ、i240を打つとイメージ通りのやさしさがあってショットの再現性の向上を実感、それが使用の決め手になったという。

画像: 蟬川泰果プロのi240(写真/岡沢裕行)

蟬川泰果プロのi240(写真/岡沢裕行)

女子ツアーでは今季初優勝した高野愛姫プロもこのi240にスイッチ。本人いわく、「フェアウェイや軽い傾斜のラフからも打ちやすく、特にミスヒットへの強さに驚きました。少し芯を外しちゃったなと思っても、高さと飛距離があまり変わらないのでしっかりとグリーンをキャッチできるんです。緊張した場面でしっかり結果が出るアイアンが欲しかったので私にはぴったりでした」

画像: i240にスイッチした高野愛姫プロ(写真/有原裕晶)

i240にスイッチした高野愛姫プロ(写真/有原裕晶)

ツアープロから100切りを目指すアベレージゴルファーまで、使い手を選ばない広い守備範囲は、i240アイアン最大の長所かもしれない。本来は不可能な〝二律背反〟の特性を可能にした〝二律両立〟アイアンだった。

i240アイアンのオフィシャルサイトはこちら↓

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