
いしざか・ともひろ/1999年9月生まれ。神奈川県出身。日本ウェルネススポーツ大学出身。大学時代の2018年に関東アマを制し、翌年国体で団体、個人の2冠達成、同年プロ転向。今年は2試合を除き、予選通過。ツアー初優勝が期待が大きい

6月に負ったケガの影響でドライビングディスタンスは落ちているものの、ケガ以前の飛距離は前作よりも伸びていた。カーボンフェースの進化に毎度感銘を受けているという
「テーラーメイドさんと契約させて頂いていますが、テクノロジーの進化に毎年驚いています。ドライバーはQi35のLSを使っていますが、年々、飛距離が伸びています。それに加えて、ミスヒットやぶ厚くとらえた時のフィードバックがわかりやすくて、その日のミスの傾向などを落とし込みやすくてスウィングの微調整がしやすい。本当に助かっています」と石坂。プロらしい分析でこのドライバーを評価する。

今作から採用された“ノーマルモデル”のカチャカチャが気に入っている石坂。球筋の様子を見ながら小まめにネック調整しているという
「FWは少し苦手な番手。Qi35ツアーも試して、ツアーの方が飛距離は出ましたが、ノーマルモデルの方がボールを拾ってくれる感覚があって安心感があり、こちらを選んで使っています」

ロフト22度の4UもQi35。
ラクに球が上がってくれるこの4Uは石坂のゴルフの手助けになっているそうだ。

シーズン途中にもかかわらず、新しいP8CBにスイッチ。高い弾道でグリーンに止めやすく、フレックスSのシャフトとも相性が良いとのこと
アイアンは4Iと5IがP770、6IからPWが今夏に発売されたP8CB。4IのP770で8月にホールインワンも達成している。
「基本的にやさしいアイアンが好み。P770は飛距離も出て、高さも出しやすいです。P8CBは替えたばかりですが、前作よりも寛容性が高くなってすごく馴染んでいます。高さで止めるショットを打つのですが、その点もフィットしました。特に気に入っているのが抜けの良さです。アイアンの調子が悪くなった時、あえてフェアウェイバンカーで練習したりするのですが、その時にP8CBの抜けの良さに驚きました」と自身のアイアンについて話してくれた。

58度はヒール側のトレーリングエッジ寄りを削っている。ウェッジのシャフトはXフレックスと硬めを使う
小技に定評のある石坂、ウェッジはがミルドグラインド5の52度と58度。
「ウェッジのソールやネックをいじるタイプではなかったんですが、今回58度のソールを少し削ってもらいました。おかげでアプローチの安定感が高まりました」

9月に入って、33インチのツアーZに変更。「たまたまツアーバスに入っていたこのモデルに目が止まり、転がしてみたらフィーリングがとても良かった」が変更理由だ
パターはスパイダーツアーZ。8月までツアーXを使用していたが、9月に入りスイッチ。

ボールはここ数年TP5xを使用。スピン量が自分のフィーリングに合うという
初優勝が続く男子ツアー、後半戦、石坂も名を連ねることができるか。
石坂友宏の最新クラブセッティングの詳細
1W/テーラーメイド Qi35 LS(10.5度)・グラファイトデザイン ツアーAD PT(6S)
3W・5W/テーラーメイド Qi35 FW・グラファイトデザイン ツアーAD PT(6S・7S)
4U/テーラーメイド Qi35 レスキュー・グラファイトデザイン ツアーAD DI HY(7S)
4I・5I/テーラーメイド P770・N.S.プロ モーダス³ プロト(S)
6I~PW/テーラーメイド P8CB・N.S.プロ モーダス³ プロト(S)
AW・SW/テーラーメイド ミルドグラインド5・ダイナミックゴールド(X100)
PT/テーラーメイド スパイダー ツアーZ
BALL/テーラーメイド TP5x
※スペックは編集部調べ
※プロは頻繁にクラブを変更するため、実際にしようするセッティングと異なる場合があります
PHOTO/Shinji Osawa