国内男子ツアー、バンテリン東海クラシックと、日本女子オープンの練習日にオデッセイの未発表パターが登場。赤と黒のボディに刻印されたモデル名は「S2S トライ・ホット」。見たことのない白と黒の二層のインサートが配されていた!
画像: 未発表モデルに刻まれたモデル名は「S2S トライ・ホット」

未発表モデルに刻まれたモデル名は「S2S トライ・ホット」

オデッセイの「トライ・ホット」といえば、2002年のデビュー以来、タングステンなどを組み合わせた複合素材のヘッド構造を採用してきたシリーズだ。「S2S」は「スクエア2スクエア」の略で、いわゆる“ゼロトルク”パター。試しにシャフトを両手の指で支えてみると「スクエア2スクエア」シリーズ同様、ヘッドのトウが上を向く「トウアップバランス」になっている。

画像: トウが上を向く「トウアップバランス」。「スクエア2スクエア」よりもシャフトがフェース寄りになった

トウが上を向く「トウアップバランス」。「スクエア2スクエア」よりもシャフトがフェース寄りになった

だが、これまでの「スクエア2スクエア」と大きく違うのは、ヘッドに挿されたシャフトの位置。ヘッドの中央付近ではなく、通常のセンターシャフトに近い場所に挿さっているのだ。そのため「スクエア2スクエア」ではシャフトが3.3度斜めに装着されていたが、普通のパター同様、真っすぐに挿さっているので違和感なく構えられる。またインサートも「Ai-ONE」インサートではなく、白と黒の二層のインサートになっている。ソール側から見ると二層の境目が波を打ったようになっており、ここに何か秘密がありそうだが、おそらくAI設計によるものだろう。

画像: 「S2S トライ・ホット #7」。ソール下部まで突き抜けているインサートは二層構造で境目が波を打っている

「S2S トライ・ホット #7」。ソール下部まで突き抜けているインサートは二層構造で境目が波を打っている

普段からセンターシャフトの「ホワイト・ホットXG #7H CS」プロトタイプを使う石川遼は「S2S トライ・ホット」の#7に興味津々。自身のエースパターと打ち比べると、シャフトがフェース寄りにある効果を実感したという。

画像: エースパターと「S2S トライ・ホット #7」をうち比べる石川遼

エースパターと「S2S トライ・ホット #7」をうち比べる石川遼

「角の感じを視覚的に得ながら、振り感はピン型のセンターっぽい感覚で振れます。マレット型の見た目でやさしさを感じながら、テンポよく打ちたい人にいいのでは。上りのロングパットで少し早めにしっかり打ちたいときなど、一瞬のブレみたいなものが少ないですね」と、フェースの開きやブレといったミスが出にくいのが良さだと話す。

画像: 「ゆっくりストロークするのが苦手で早いリズムで打ちたいけどやさし目のパターを使ってみたい人におすすめです」(石川)

「ゆっくりストロークするのが苦手で早いリズムで打ちたいけどやさし目のパターを使ってみたい人におすすめです」(石川)

「インサートはしっかりしています。高さもあるのでフェースの上に当たりにくいし、積極的にフェースの下のほうを使って、刃で打つような意識で打っても挙動が安定します。あと音が高い。これは僕にとってポジティブ。最近のボールは軟らかいので、しっかり音が出てくれるほうが音で距離感を出せるので」と高評価。

画像: 「S2S トライ・ホット ロッシー」

「S2S トライ・ホット ロッシー」

柏原明日架は「NEC軽井沢72で優勝した時はダブルベントの『ロッシー』を使いましたが、前半戦はずっとセンターシャフトだったんです。センターシャフトは外した時のブレが大きいのですが、これはヘッドが安定していてやさしさを感じます」と「S2S トライ・ホット ロッシー」に好感触。

画像: 「初めて打った時から感触がよかった」と柏原

「初めて打った時から感触がよかった」と柏原

「私のストロークだと、悪い時にフォローでアッパーっぽくヘッドを立ち上げてしまいロフトが寝ちゃうんですが。このパターは、重心が前にあるから、自然と前に動いてくれてロフトが立って入ってきてくれる。初めて打った時から感触がよかったです」

画像: 「S2S トライ・ホット ジェイルバード」

「S2S トライ・ホット ジェイルバード」

「S2Sトライ・ホット ジェイルバード」を手に取ったのは荒木優奈。「グリーンが早くても転がりすぎず、引っかからない」と早速、試合で使うことを示唆。新しいインサートが搭載された未発表の“ゼロトルクパター”「S2Sトライ・ホット」には「♯7」、「ロッシー」、そして人気の「ジェイルバード」の他に中尺の「ジェイルバード クルーザー」の4種類が確認できた。

画像: 早速試合で使いたいと荒木優奈

早速試合で使いたいと荒木優奈

撮影/姉﨑正

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